今季は5試合に出場しているウルビヒ[写真]=Getty Images バイエルンを率いるヴァンサン・コンパニ監督がドイツ人GKヨナス・ウルビヒへの期待を語った。23日、ドイツ『キッカー』が同氏のコメントを伝えている。
2003年8月8日生まれのウルビヒは現在22歳。GKの育成にも定評のあるケルンの下部組織出身で、下部リーグへのローン移籍を経て、2024年8月にトップチームデビュー。すると、半年後の2025年1月にバイエルンへの完全移籍が決定。昨シーズンは“正守護神”マヌエル・ノイアーが欠場した終盤戦、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の4試合を含む公式戦12試合に出場した。
今シーズンもノイアーのバックアップとして出番を待つウルビヒは、ここまで公式戦5試合に出場。ノイアーが14日に行われたマインツ戦で負傷したことを受け、ウルビヒは21日のハイデンハイム戦でゴールマウスを守り、チームの完封勝利に貢献している。
コンパニ監督は約11カ月前にバイエルンに加入したウルビヒについて、「彼は将来、我々だけでなく、ドイツのための強力なGKとなるだろう」と語り、さらなる飛躍に期待。「彼はすでにマヌ(マヌエル・ノイアー)から多くのことを学んでいるし、練習でも素晴らしい努力を続けている。昔であれば彼は“ファイター”と呼ばれていただろう。それが彼の個性だし、練習でさえ、チームが負けると満足しないんだ」と語り、勝ちに貪欲な若手GKのメンタルの強さを評価した。
さらに指揮官は、「彼が将来も成長できる素晴らしい人間だ。今は史上最高のGKの後ろで静かに成長しているところだ。彼の成長は完璧なもので、マヌとのコンビも完璧なんだ」と語り、ノイアーの“後継者”に期待を示している。
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