たくさんの生き物が泳ぐ“池”に緊急事態→水を抜いたら……　とんでもない光景に「しんどいですね」「相当な労力」

　自宅の庭に作った池にたくさんの魚を泳がせていたら……。ある日とんでもない事態が起きてしまった様子がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で、6万5000回以上再生されています。

【画像】とんでもない光景

　動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「庭の池で釣りしよう」のでぶごんさん。釣った魚を飼育できる“いけす”のような池を自宅の庭に作っており、以前には池が完成してから1カ月後の様子を紹介して話題になりました。

　今回はその池に、“想像以上にやばい”緊急事態が起きてしまったようで……？

　緊急事態が起きたという池を上から見ても、特に異変が起きているようには見えません。しかし横から見てみると……池の底にはアオミドロのようなコケが10センチほどびっしりと生え、さらに大量のコケが水中を漂いまくっていました。

　これから大至急掃除を行いますが、実は前回掃除をしてから2週間も経過していないのだとか。それにもかかわらずこの状態となると、別途コケ対策を考える必要があるのかもしれません。

　掃除に取り掛かる前に、まずは掃除の効率をアップさせるための「ハイテク装置」を作ることに。池は現状井戸水をかけ流していますが、井戸水は一度止めると濁ってしまうのだそうです。そのためパイプやホースをつないで井戸水を止めずに外へと排出できる装置を作り、排水にかかる時間を短縮できるようにしました。

　ハイテク装置が完成したら早速掃除に取り掛かるため、排水バルブを開けつつ排水ポンプも併用して、池の水を抜いていきます。さらに先ほど作ったハイテク装置をつないで井戸水の流入も防いでみたところ、これまでより短時間で水を抜くことができるようになったのでした。

　ある程度水が抜けるまで待ってから池の状態を確認すると、ガラス面やシリコン周りにもコケが生えていました。壁には水を抜くと白くなるコケがびっしりと生えていて、底も案の定コケまみれだったので、かなりしっかりと掃除をする必要がありそうです。

　この池を掃除するにあたっては、ガラスの掃除方法が課題になっているのだといいます。よく見ないとわからないレベルではあるけれど、実はガラス面に細かい傷が増えてきているのだとか。今回はガラスの掃除用に、大容量でほぼ使い捨てのマイクロファイバーを購入してみたそうです。

　でぶごんさんは普段、はだしにクロックスをはいた状態で池に入っているそうです。しかし今回は池が予想以上に汚くなっていたため、渓流釣り用に新調したウェーダーを着用して掃除をすることに。池に入ってみると想像通りぬめぬめしていて、足元が滑るようです。

　池に入ったら早速、ガラス面から掃除します。ガラスをなるべく傷つけないように水をかけて濡らしつつ、マイクロファイバーでこすっていきます。ガラスへのダメージを最小限にするため、マイクロファイバーはこまめに裏返し、汚れを水で流しながら掃除を続けました。

　続いては壁の掃除。こちらはデッキブラシを使って力強くこすりますが……キレイになったように見えても、乾くとまた汚れが浮かび上がってきてしまいます。また壁の汚れが落ちた池の水がすごい色になってしまったため、井戸水を入れながら掃除をすることにしたのでした。

　その後も掃除を続けていましたが、魚が多くてどうにも掃除がしづらいようです。そこで隔離用のいけすプールに魚を移動させて井戸水とエアレーションを入れておき、一気に掃除をすることに。

　大体の魚を捕獲していけすプールに移動させると、遠慮することなく力いっぱい掃除ができるようになりました。70匹ほどの魚が入っているいけすプールの水質が悪化しないよう、水を入れたり止めたりを調整しつつ、休憩をはさみながら細かいところも掃除していきます。

　全体的にキレイになったところで、いけすプールに入れていた魚を池に戻すことに。網ですくった魚をじっくりと観察してみると、イワナやヤマメもしっかり育っていること、一部のヤマメは婚姻色が出ていてもうすぐ寿命を迎えることが確認できたのでした。

　でぶごんさんは掃除を終え、今回の掃除方法は大成功だったと大満足な様子。掃除がしやすいのはもちろん、数も数えながら健康状態の確認や観察もできるなど、いいことずくめだったようです。

　緊急事態発生から約5時間。これまでの倍以上のスピードで掃除が終わった池に、改めて井戸水を入れてみると……コケまみれだったことが信じられないほど、キレイな池になったのでした。

　まだ底に少しコケが残っているなど、「こだわればまだまだだけど、80点にはなった」と思っているとのでぶごんさん。その後魚たちはキレイになった池で、昼も夜も気持ちよさげに泳ぐ姿を見せてくれたのでした。

　動画には、「これは大変だｗ コケが出ない工夫が必要ですね 維持難しそう」「こうしてみると、水族館ってすごいんやなって思う」「池で魚を飼うのは憧れるけど、めんどくさがりの自分はでぶごんさんの動画で満足してます」「二週間に一度こんなに大掃除ペースはしんどいですね、維持大変そうです」「夢を続けるには相当な労力も必要なんだなぁ ごくろうさまです！」といったコメントが寄せられています。

　でぶごんさんは、愛犬と一緒の自由気ままな生活をYouTubeチャンネル「庭の池で釣りしよう」をはじめX（Twitter／@tokyolife_blog）、Instagram（@gardenpondfishing）、TikTok（@gardenpondfishing）で発信中です。

動画提供：YouTubeチャンネル「庭の池で釣りしよう」