【日本ハム】有薗直輝の「ミッション:インポッシブル」郡司裕也に挑戦状「逆転で勝ち取りたい」

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2025年12月24日 05:01  日刊スポーツ

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有薗直輝(2025年8月撮影)

“ミッション:インポッシブル”に挑む。日本ハム有薗直輝内野手(22)が「開幕4番サード」強奪を目標に掲げた。11月のファンフェスティバルで新庄剛志監督(53)が郡司裕也捕手(27)を指名も、有薗は「まだあきらめていない。打ちまくって逆転で勝ち取りたい」と宣言。今季2軍での“打撃3冠”に加え、1軍でもプロ初安打を放つなど覚醒し始めた若きスラッガーが、猛アピールでチャンスを引き寄せる。


   ◇   ◇   ◇


有薗が大きな決意を持って、オフのトレーニングに励んでいる。10月27日に右肘クリーニング手術を受けたが、既に千葉・鎌ケ谷でマシンを使っての打撃練習を再開。「だんだん強度を上げていく。スローイングも30〜35メートルは投げている。順調に行けばキャンプには、しっかり間に合う」と、回復ぶりをアピールした。


難しいミッションにあえて挑む。新庄監督は11月、「開幕4番サード」に郡司を指名も、有薗は「まだ僕は諦めていない。そこ(開幕)までの期間で打ちまくって逆転で勝ち取りたい」。指揮官が事前指名した開幕メンバーが覆ったことはないが、逆に「ここでふてくされたりチームの和を乱すような選手は(1軍に)上げる気はないです」とも話している。決まっていることでも、そこを脅かそうという選手の出現も同時に期待しており有薗は「何があるかわからない。本当に狙ってずっとやってます」と、気持ちを高ぶらせた。


打順について有薗は「ボスは、3番とか6番が一番いいバッターが打つ場所とは言ってましたが、僕は4番へのこだわりがある」。守備位置の三塁についても「出られるならどこでも準備しますが、一番は三塁。勝負の年。一気に(レギュラーを)取れるように」と、今季サヨナラ打3本と勝負強い郡司先輩から「4番サード」を奪いにいく。


今季4年目で1軍初安打も生まれ「初ヒットが出てから1軍の雰囲気に慣れてきた」。高卒5年目を迎える右の大砲が準備を整え、開幕戦での“逆転劇”を狙う。【永野高輔】


◆新庄監督の開幕指名選手


▼23年 11月のファンフェスティバルで24年開幕投手に伊藤を指名。12月には、FAで加入した山崎の入団会見で、本拠地エスコンフィールドでの開幕戦を、山崎と伏見の“さちとら”バッテリーで臨むことを発表。いずれも実現した。


▼24年 11月の同フェスで金村の25年開幕投手、野村の開幕4番、田中、斎藤のダブルストッパー構想を発表。金村は開幕完封、野村は4番でスタメン出場し、田中は開幕2戦目の9回、斎藤は3戦目の9回に登板し、それぞれ無失点で締め、開幕3連勝に貢献した。


▼25年 11月の同フェスで伊藤を26年開幕投手、2戦目に北山、3戦目に達、野手では開幕4番三塁に郡司を指名した。相手のソフトバンク開幕投手がモイネロの場合限定で、5番遊撃山県も加えた。

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