【日本ハム】渋谷純希、W杯開催の故郷帯広“スケート場トレ”で26年ロケットスタート狙う

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2025年12月27日 05:00  日刊スポーツ

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2軍交流試合で登板する日本ハム渋谷(2025年8月撮影)

日本ハムの育成左腕・渋谷純希投手(19)が“スケート場トレ”で、球速155キロと支配下登録を目指す。1年目の今季は9月28日の2軍ヤクルト戦で自己最速の150キロをマーク。体重も入団時の87キロから96キロに増量。自主トレでは故郷の帯広で、スピードスケートのW杯も開催された北海道十勝オーバルを利用しながら強化を図る。


   ◇   ◇   ◇


帯広出身の渋谷が、長野五輪金メダル清水宏保も育てた故郷で“ロケットスタート”への準備を整える。年末年始の自主トレは、スピードスケートの世界大会が何度も開催された明治北海道十勝オーバルを利用する。「リンクの周りがトラックになっているので、そこを走って、ウエート場も充実しているので使います」。スケートの街ならではの施設を有効活用する。


昨秋の育成2位指名から着実に進歩を遂げた。2軍戦7試合に登板し、最終登板だった9月28日ヤクルト戦では自己最速を3キロ更新する150キロをマーク。来季目標は「155キロに設定してます。それを投げられる体づくりをしたい」と明確な数字を掲げた。


オフには鎌ケ谷の商店街まで何度も自転車で買い物に出かけた、仲良しの同期柴田が7月に1軍デビュー。渋谷は「ワクワクと楽しみもあったのですが、いいなあって。1人だけ上の舞台で投げている。負けてられねえと思いました」。2年目の来季へ気持ちは燃えたぎっており、「のんびりしていられない。1年目の目標150キロもクリアしたので、来季は自分の引き出しを多く作って、支配下登録と1軍デビューを」と思い描いた。


ボールを使った自主トレは、母校帯広農の練習場を借りる予定。21年夏の甲子園に出場した3歳上の兄悠稀さんとキャッチボールをしながら準備する。プロ入り後に覚えたフォークの精度を上げることも今オフの課題で「カウント球にも使えるようにしたい」。万全の調整でキャンプでの猛アピールにつなげる。【永野高輔】

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