
2025年10月時点で、長崎県内には約60校の公立高校と、約20校の私立高校が設置されています。普通科のほかに、農業や工業などに関する専門学科や総合学科などを設ける高校もあり、また私立高校では男女別学のところもあるなど、生徒の興味関心や進路に応じて進学する高校を選べる環境にあるといえそうです。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、長崎県在住の30代以下を対象に「長崎県の高校で優秀な生徒が多いと思うのはどこ?」というテーマでアンケートを実施しました。
長崎県に住む30代以下の人から「優秀な生徒が多いと思う」と支持を集めたのは、どの高校だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう。
第2位は「長崎北陽台高校」でした。得票率は10.5%です。1979年に開校した高校で、2023年にはそれまでの普通科と理数科に代わり、普通科と文理探究科からなる高校へと生まれ変わりました。同校の文理探究科では「長崎や世界の未来を開く人材」の育成を目指しており、通常の授業に加えて、自ら設定した課題に仲間と協力して取り組む「探究型学習」を行っています。
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2年次からは、普通科は文系と理系に、文理探究科は国際探究と理数探究のコースにそれぞれ分かれ、学びを深めていくことが特色です。こうした取り組みもあってか、これまで多くの生徒が国公立大学や難関私立大学などに合格しています。
第1位は「長崎西高校」でした。得票率は15.1%です。1948年の学制改革に伴い複数の高校が統廃合され、男女共学の新制高等学校として開校した高校です。2005年度から文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業に指定されて以降、理数系教育強化と探究活動を中心とした教育体制を継続しています。世界に活躍する科学技術人材を輩出できるようカリキュラム開発を行うだけでなく、最先端技術に携わる大学や企業、海外の研究機関など、外部との連携も積極的に行っていることが大きな特徴といえるでしょう。
進学実績においても県内屈指で、九州大学や長崎大学、熊本大学といった県内外の国公立大学のほか、関東・関西の難関私立大学にも合格者が輩出しており、こうしたことから「優秀な生徒が多い」という印象を持たれているのかもしれません。
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