画像提供:マイナビニュース新しい年の始まりを、愛車とともに迎える初日の出ツーリング。西日本には、太平洋の雄大な海岸線から、神聖な神社、山頂からの大パノラマまで、心を揺さぶる絶景スポットが数多く存在します。
今回は、バイクユーザーのマイナビニュース会員に聞いた、「過去にバイクで行ったことがある初日の出スポット」より、中部・近畿エリアのオススメスポットを5つをご紹介します。
伊良湖岬(愛知県田原市)
オススメコメント
・海から上がる日の出は感動的だった(60代男性)
・忘れられない(50代女性)
渥美半島の最先端に位置する伊良湖岬は、太平洋と三河湾に囲まれた愛知県屈指の初日の出スポットです。恋路ヶ浜や伊良湖岬灯台周辺から望む水平線からの日の出は、まさに圧巻。名古屋市内から国道23号線、国道259号線を経由して約2時間のアクセスで、渥美半島を縦断する快走路はツーリングに最適です。海沿いを走る爽快感と、半島ならではの開放的な景色が楽しめます。
伊良湖岬の魅力は、太平洋の大海原から昇る雄大な初日の出です。特に恋路ヶ浜は、約1キロメートルにわたる美しい砂浜が続き、波打ち際から見る朝日は格別です。また、白亜の伊良湖岬灯台は、1929年に建設された歴史ある灯台で、周辺の展望スポットからは270度以上のパノラマビューが広がります。周辺には道の駅「伊良湖クリスタルポルト」があり、地元の海産物や農産物を使った朝食を楽しむこともできます。なお、大晦日から元旦にかけて一部道路が一方通行になるなどの交通規制が行われるため、最新情報を確認してから行くことをおすすめします。
■2026年初日の出予想時刻…6時57分頃
伊勢神宮/二見浦(三重県伊勢市)
オススメコメント
・感動しました。(70代男性)
・寒いけど感動があった(40代男性)
日本人の心のふるさととも言われる伊勢神宮は、初詣と初日の出を同時に楽しめる特別なスポットです。内宮の宇治橋から昇る朝日は神々しく、新年の始まりにふさわしい荘厳な雰囲気に包まれます。伊勢自動車道伊勢ICから約5分とアクセスも良好で、伊勢志摩スカイラインなど周辺のツーリングルートも充実しています。
内宮の宇治橋は東向きに架かっており、橋の上から五十鈴川越しに昇る朝日を拝むことができます。また、外宮から内宮へと参拝する正式な順路を辿ることで、より深い参拝体験をすることもおすすめ。周辺にはおかげ横丁やおはらい町があり、伊勢うどんや赤福餅など、伊勢名物を楽しむこともできます。駐車場は内宮・外宮ともに整備されていますが、元旦は大変混雑するため、かなり早めの到着が推奨されます。
さらに、伊勢神宮から約10分の距離にある二見浦も、初日の出の名所として外せません。二見浦のシンボルである夫婦岩は、大小2つの岩が大注連縄で結ばれた神聖なスポットで、その間から昇る初日の出は圧巻の美しさです。夫婦岩の間から富士山が見えることもあり、天候に恵まれれば、夫婦岩と富士山、そして初日の出という素晴らしい絶景を楽しむことができます。二見興玉神社に参拝してから初日の出を待つのが定番のコースで、古来より伊勢神宮参拝前に二見浦で禊を行う習わしがあったことから、二見浦と伊勢神宮をセットで訪れる参拝者も多くいます。
■2026年初日の出予想時刻…6時58分頃
六甲山(兵庫県神戸市)
オススメコメント
・日の出と朝日に照らされた市街地と海が非常に美しくて良かった。(50代男性)
・高台から見る朝日が素晴らしかった。(50代男性)
神戸市街地の背後にそびえる六甲山は、標高約931メートルの山頂から初日の出を望める人気スポットです。六甲ガーデンテラスや天覧台からは、大阪湾、神戸市街、関西国際空港まで見渡せる大パノラマが広がります。阪神高速道路から表六甲ドライブウェイ、裏六甲ドライブウェイなど、複数のアクセスルートがあり、ワインディングロードを楽しみながら山頂を目指せます。夜景スポットとしても有名で、日の出前の街の灯りも美しい光景です。
六甲ガーデンテラスには複数の展望スポットがあり、それぞれ異なる角度から景色を楽しめます。標高が高いため、平地よりも気温が5〜10度低く、強風が吹くこともあるため、十分な防寒対策が必要です。また冬季は路面凍結の可能性もあるため、安全運転を心がけましょう。
■2026年初日の出予想時刻…7時00分頃
潮岬(和歌山県串本町)
オススメコメント
・水平線からの日の出がアツい(50代男性)
本州最南端に位置する潮岬は、太平洋の大海原を一望できる絶景スポットです。日本の灯台50選にも選ばれた潮岬灯台や潮岬観光タワーからは、約270度の水平線が広がり、地球の丸さを感じられるようなパノラマビューが楽しめます。阪和自動車道から国道42号線を南下し、紀伊半島の海岸線を走るルートは、ツーリングの醍醐味を存分に味わえます。
潮岬からの初日の出は、太平洋の水平線から昇る壮大な光景が見どころです。遮るものが何もない広大な海原から昇る太陽は、まさに圧倒的なスケール。また、本州最南端の碑がある望楼の芝生広場も人気のビュースポットで、芝生に座ってゆったりと初日の出を待つことができます。潮岬灯台は日本の灯台50選にも選ばれており、白亜の灯台と青い海のコントラストが美しい撮影スポットです。海沿いは風が強いため、防風・防寒対策をしっかりと行いましょう。
■2026年初日の出予想時刻…6時59分頃
淡路島(兵庫県)
オススメコメント
・寒いが非常に良い(60代男性)
瀬戸内海と大阪湾に囲まれた淡路島は、複数の初日の出スポットを持つツーリングの聖地です。特に東海岸の岩屋港周辺や、南部の慶野松原、鳴門海峡を望む南あわじ市の海岸線など、島内各所から美しい初日の出を楽しめます。明石海峡大橋を渡って島に入るルートは、海上を走る爽快感が格別。島内を一周する国道28号線は、海岸線の景色を楽しみながら走れる絶好のツーリングコースとなっています。
淡路島の初日の出スポットとして特におすすめなのが、島の東海岸です。大阪湾越しに昇る朝日は、明石海峡大橋や関西国際空港を背景に、都会的な美しさと自然の雄大さが融合した景色を作り出します。また、南部の慶野松原は、約2.5キロメートルにわたる白砂青松の海岸で、日本の夕陽百選にも選ばれた景勝地。ここからの初日の出も格別です。淡路島は玉ねぎや淡路牛など、グルメも充実しており、初日の出の後に島グルメを楽しむのもおすすめ。道の駅も複数あり、休憩スポットにも困りません。淡路島一周ツーリング「アワイチ」と合わせて、新年最初のロングツーリングを楽しむのも良いでしょう。
■2026年初日の出予想時刻…7時06分頃
まとめ
いかがでしたか? 本州最南端から望む雄大な太平洋、神聖な神社での荘厳な朝、山頂からの大パノラマなど、それぞれに個性的な魅力があります。初日の出ツーリングは、新年の始まりを愛車とともに特別な場所で迎える、ライダーならではの贅沢な体験です。
ただし、元旦の早朝は気温が低く、場所によっては路面凍結の可能性もあるため、十分な防寒対策と安全装備を整えることが大切です。また、人気スポットは混雑が予想されるため、時間に余裕を持った計画を立てましょう。
※初日の出予想時刻はあくまで予想です。地形や天候によって前後する可能性があります。
調査時期: 2025年12月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 119人
調査方法: インターネットログイン式アンケート()