
家族仲は悪いより、良好なほうがいいに決まってます。それは自分の実家だって、義実家だって同じ。しかし、その仲の良さが他人にとってはストレスの種になることもあるようです。
義両親との食事は義姉もセット。なのにお礼も支払いも一切ナシ!
今回ママスタコミュニティにあがった投稿は、がっちり固まった義実家に頭を悩ませるママからのもの。
『私と義両親は良好な関係だと思っています。義実家には夫より一回り上の義姉がいて、義両親と外食や旅行をするたび必ずついてきます。義両親の誕生日などは私たちが支払いをするのですが、義姉はちゃっかりご馳走になり、お礼すら言いません』義姉さんは2度の離婚歴があるものの子どもはおらず、現在実家住まい。イベントごとについてきて、財布を開く素振りすらないとか。旅行をするときは予約時点でダンナさんや義両親から「義姉も一緒に」と、部屋の追加を頼まれるといいます。こうしたイベントは「孫と過ごしたい」という義両親の希望あってのものなので、支払いは基本的に義両親。義両親のお祝いごとの場合は投稿者さん夫婦が支払うのだとか。投稿者さんは、それをごく当たり前と受け取る義姉さんにモヤモヤしています。
ダンナさんに愚痴ると、返ってきたのは「でも、一緒にいるときは楽しく話しているじゃん」という言葉。「あからさまに態度に出せばいいってこと?」と尋ねると、「それが子どもの前で取る態度として、正解なら」。義両親にやんわり伝えたときは「義姉も家族だから。あの子は自分の気持ちを上手に出せない子だから、仕方ないのよ。理解してあげて」と頼まれたといいます。義両親にとっては「家族がいなくて、かわいそうな子」という認識なのだとか。
『夫が伝えていなければ、義両親は義姉が一度も支払ったことがないのを知らないと思います。義姉つきのイベントのたび夫とケンカになるのですが、「家族に請求するの?」と言い返してきます。想像ですが、義姉は自分が”おまけ”の存在と思っていない気がします。ドレスコードのある高級店でフルボトルのワインを頼み、グビグビ飲んでいるし』投稿者さんはお世話になっている義両親には感謝があるといいます。便乗して義姉がついてくるのは、まだ許せる。納得がいかないのは感謝がないこと、そして自分の分の支払いをしないこと。
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義実家みんなで義姉を甘やかしている?感覚のズレを指摘する声も
集まったコメントのほとんどは、投稿者さんに同情するものでした。「義両親もダンナもおかしい」というのが、大方の意見です。
『「うちの子に気を遣ってあげて」って、よその子(嫁)にいうのは変だよね』
『投稿者さんがガマンしている時点で、義両親と良好な関係とは言えない』すべてその通りです。「義両親とも疎遠にすればいい」というアドバイスも寄せられましたが、投稿者さんはそれは考えていない様子。義両親とのイベントは義姉さんがセットなのですから、義姉さんとも疎遠になるのは難しそうです。
『投稿者さんの実家の家族も連れてきたら? いるなら、きょうだいも』ダンナさんが義姉さんを「家族」と呼ぶのなら、投稿者さんの実家だって「家族」です。同じことをして気持ちをわからせようということですが、それはもう実践済みとか。「私の親ときょうだいが”ご祝儀”という形で支払ってくれている場面を、間近で見ていた義姉。何も言いませんでした。それどころか勝手にスパークリングワインをボトルで頼み、飲んでいました」とのこと。つまりは意図的、というわけです。
『うちも義両親を誘うと、義妹一家がもれなくついてくる。それを当然のように全額支払うダンナ。どんなに言っても、理解しない』同様のケースは珍しくないようで、類似の体験談も複数届きました。なかにはダンナさんがその都度「折半で」と言い続けたことで、義弟さんが普通に出すようになったという話も! ただ、これはダンナさんも”それ”がおかしいことを理解して、動いてくれたからこそ。今回のように、ダンナさんがそれをおかしいと感じていなければ状況は変わりません。「もちろん義姉が非常識だけど、甘やかしている義両親も悪いと思う」という声もありました。甘やかしているのは、ダンナさんも同じです。
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”おまけ”は嫁のほう!?夫の家族は誰なのか
『義両親としては自分たち家族に嫁と孫が加わった、と思っているんでしょ。義姉はセットで当たり前だから、感謝は生まれないよ』義家族にとっての「家族」は義父さん、義母さん、義姉さん、ダンナさん(息子)。「義家族にとっては、あなたこそが家族に紛れ込んだおまけなのでは」という指摘もありました。そう考えると、義家族の不思議な行動にも合点がいきます。
『義姉どうこうではなく、ダンナさんの意識をなんとかしなくてはね。険悪になっても「義姉が来るなら私と子どもは行かない」「義姉からお金を回収しないのは勝手だけど、家計からは払わない」と言い切って、実践するだけ』まずここをなんとかしないと、解決に動き出すのは難しそうです。今、自分の家族は誰なのか。大切にすべきなのは誰の気持ちか。ダンナさんにこれがわからないのなら、将来も含めた夫婦関係を再考していいのかもしれません。
将来的に「かわいそうな子」を押し付けられるのではないかと想像したママもいました。義姉とは早めの線引きをしたほうが良いのかもしれませんね。
義姉に、食事代を請求してみた結果……
『昨夜「土曜日の義姉さん分の食事代、いただけますか?」と、義姉にLINEしてみました』
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まずは一歩を踏み出した、というところですね! 一悶着ありそうですが、どうか強気で。そしてこの状況をなかなか理解してくれなかったダンナさんに、本当に大切にすべきものを思い出してもらいましょう。
文・鈴木麻子 編集・みやび イラスト・マメ美
