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日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が、2年連続フル稼働へ「メリハリ」をテーマに掲げた。今季はシーズン中の練習強度をあえて6割に抑えることで、22年以来3年ぶりに故障離脱なく1軍で1年間を完走した。新選手会長として迎える来季も同様に自身のコンディションを維持しながら、チームを10年ぶりのリーグ優勝&日本一に導く大活躍を誓った。
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清宮幸は新選手会長の自覚たっぷりに言った。「いかに1年間、波を少なく過ごせるかがほんとに大事」。チームの先頭に立って引っ張る立場になった。その姿勢を言葉だけではなく、プレーでも見せていくには自身のコンディション管理が必須。そのためにシーズン中の練習強度は「常に6割ぐらいでっていうイメージ」と明かした。
練習から常に全力で臨むと「ケガにもつながっちゃう」という危機管理だ。3年ぶりに大きな故障もなく1軍で戦い抜いた今季も、同様に意識してきたイメージ。故障予防だけでなく「疲れている中での練習は、なかなかいい動きもできないので」と打撃を崩さないための意味もあった。
かつては正反対の考えだったが、オフに合同自主トレを行うソフトバンク柳田から、昨オフに「お前の今年の目標は、練習しないこと」と受けた助言で意識が変わった。「それまで体が原因で、やりたい動きができないことが結構あった。当時はそのことに気づけていなくて、ただただ技術不足だと思って練習していたけど、そこじゃないって(気づけた)」という。
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がむしゃらに練習に臨むのではなく、資本である体のコンディション優先で臨んだ今季はリーグ2位の143安打をマーク。「柳田さんから金言をもらって、僕にはそういうやり方が合っていると分かってきた」。確信した25年を踏まえて、リーダーとして迎える26年も「メリハリが大事」。自身初の2年連続1軍完走で、チームを頂点へ導く。【木下大輔】
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