
異例の“飛び級”はあるか−。西武の来季クローザー候補の1人に成田晴風投手(19)が挙がっていることが30日、分かった。今季セーブ王の平良が先発に再転向。
後釜について西口文也監督(53)は「ノープランです。まだ誰になるか分からない。若い投手かもしれないし」と多くの可能性をほのめかした。
指揮官は抑えの資質に「安定感」を求める。平良には「制球力もあるし、走者を出してもクイックができる」と安心していた。後釜候補のウィンゲンターは高い奪三振能力の一方、機動力で崩れるシーンが散見され、甲斐野は制球に不安が残る。山田は「もう少し球速ができば面白い」(西口監督)と、いずれも最後の決定打に欠ける。
西口監督は「何人かで回すパターンも」と想定し、そうなると成田抜てきも現実味が増す。頸椎(けいつい)手術の影響でプロ2年目まで1軍はおろか、2軍公式戦でも登板なし。それが今秋フェニックス・リーグで自己最速を3キロ上回る156キロを連発。阪神打線の1軍級からも空振りを複数奪うなど、豊かな資質を示した。関係者によると、西口監督ら首脳陣の評価も上昇中のもよう。もし高卒3年目右腕が2軍登板ゼロで1軍デビューとなればば異例。それだけの魅力が詰まる投手だ。【金子真仁】
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。