【箱根駅伝】中大30年ぶり総合Vへ3位発進「相手が手薄な後半で投入」復路にエース吉居温存

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2026年01月02日 20:28  日刊スポーツ

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鶴見中継所で力走する中大・藤田(撮影・増田悦実)

<第102回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京−箱根(5区間107・5キロ)



30年ぶり総合優勝を狙う中大が往路3位発進を決めた。5時間19分44秒と健闘。3区本間颯(3年)が2年連続区間賞の好走で4区までに首位に立ち、5区で逆転されたものの首位青学大に1分36秒差と逆転可能な位置につけた。1年間掲げた「総合優勝」は射程圏内。復路には昨年1区で大逃げを図ったエース吉居駿恭(4年)が控え、一丸でゴールに向かう。


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「総合優勝」への思いが足を突き動かした。中大が優勝争いに踏みとどまった。藤原正和監督(44)は「復路は全然逆転も可能だと思う」と史上最多15度目の頂点へ自信をのぞかせた。


エース抜きで好位置につけた。昨季1区で大逃げし総合5位へ勢いづけた吉居は、今回は往路メンバーから外れた。それでも1区藤田は先頭集団につけ、区間新記録をマークして2位と好走。2区溜池は15キロ過ぎに右太もも裏をつりかけながら2位を死守。3区本間が2年連続区間賞で首位に立ち、4区岡田も区間2位でトップを譲らなかった。


合い言葉があった。きっかけは夏合宿。選手たちが「箱根駅伝総合優勝」をはっきりと口に出した。藤原監督も「その覚悟なら、俺も覚悟を決める」と背中を押した。毎年恒例の夏合宿では、とにかく距離を踏んだ。例年は1カ月で約900キロ。今年は1000キロがベースで、1100キロを超える選手も複数現れた。練習で緩んだときには「そんなんじゃ箱根で総合優勝できないぞ」と声が飛んだ。目指すべき目標をはっきりさせ、足を動かし続けた。本間は「駿恭さん、監督を中心に、記憶に残るくらい言われてきた。言われているからこそ優勝に向かって努力できた」と明かした。


その結果が箱根往路3位。10月出雲で10位、11月全日本2位でも慌てなかった。「みんな箱根のゴールテープのために練習した。今年は出雲、全日本は通過点。箱根のためにかけてきた」と自信があった。この日は4区まで設定タイムをクリア。5区柴田は苦戦したものの3位にとどまった。


復路には大黒柱が控えている。指揮官は「想定通りいこうと思う。後半だんだんと相手が手薄になっているところでエースを投入します」と宣言した。109・6キロ先のゴールテープを先頭で切り、30年ぶりの悲願を果たす。【飯岡大暉】

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