
今回はAll About編集部が実施した節約に関するアンケートから、41歳女性の失敗談を紹介しながら、光熱費の節約をするときのポイントについて、ファイナンシャルプランナーでAll About 家計簿・家計管理ガイドの二宮清子さんが解説します。
回答者のプロフィール
回答者本人:41歳女性家族構成:既婚(子なし)
雇用形態:正社員
職業:販売業
世帯年収:1000万円
現在の年収や暮らしに満足しているか:満足している
電気を消した消さないでケンカに
光熱費の節約で失敗したという女性。彼女は日常的に電気をこまめに消す、エアコンや暖房をなるべく使わないなどの節約に励んでいたそう。「でも、電気を消した消していないで夫とケンカになるし、暖房を節約したせいで、寒くて寝付けない」と、想定外の展開に。
そのうえ、目に見えて電気代やガス代が下がることはなく、果たして節約になったかどうかよく分からない結果に。
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「節約には順番がある」
なお、この節約方法にはあまり効果がないと分かって、ある意味でよい経験にもなったとのこと。「節約には順番があり、光熱費よりももっと他にやらなきゃいけないことがあった」と学びを得た女性。彼女が考えた節約の優先順位は次の通りです。
1. 固定費を見直す
2. 外注を減らす(外食より家食、水筒やお弁当を持参、エステやマッサージなどやめる)
3. 娯楽費を見直す(娯楽をなくすのではなく、重要な娯楽だけ厳選する)
「これら全てをやり切ったのちに、それでもまだ足りなければ、光熱費や食費や日用品の節約をする」と女性はコメントしています。
“自分に合う節約方法”こそ効果的
光熱費を節約するときはどのような点に気を付ければいいのでしょうか。二宮清子さんにお聞きしました。|
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節約に正解はなく、収入や家族構成、価値観によって最適な方法は人それぞれ。試行錯誤の中で見つけた“自分に合う節約方法”こそが、最も続きやすく効果的です。
光熱費の節約は、やり過ぎると体調不良やストレスにつながり、今回のように寒さで眠れなくなったり、夫婦間の不満が生じたりする原因にもなります。
光熱費は多く使うほど満足度が上がるものではありませんが、かといって削り過ぎると生活の満足度が下がりがちです。むだを省きつつ快適さを守る視点が欠かせません。将来的には省エネ性能の高い家電へ計画的に買い替えていくほうが、精神的な負担も少なくなります。
これからの季節、暖房費を抑えるには、
1「設定温度を1℃下げ服装で調整」
2「エアコンは連続運転を意識」
3「カーテンなどですき間からの冷気を防ぐ」
4「加湿で体感温度を上げる」
5「家電の買い替えは省エネ性を意識」
この5つが効果的。無理のない工夫が、心地よく続く家計管理につながります。
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ファイナンシャルプランナー。家計管理や節約を軸に、生活に寄り添った提案を行うファイナンシャル・プランナー。家庭科の教師としての勤務経験があり、赤字家計を脱出した自分の体験から、ユーザー目線でのアイデアを発信している。All About 家計簿・家計管理ガイド。
<調査概要>
節約の体験談に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2025年8月28日
調査対象:全国20〜60代の200人(男性:63人、女性:137人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります
(文:二宮 清子)

