ピースワンデュック(撮影:小金井邦祥) 東日本エリアで行われる最初の重賞競走。3月の中山記念、あるいは大阪杯などを目指す馬にとっての登竜門レースとなっており、2019年のウインブライトはここから中山記念を経て香港のクイーンエリザベスII世Cを制している。舞台となる中山競馬場芝2000mは4角付近からスタートして1周1686m(Bコース使用時)の内回りコースを1周と少々。中山競馬場の難所と言われる急坂をスタート直後とゴール前の2度越えなければならないタフなコースだ。
◎ピースワンデュックはデビュー2戦目の初勝利から3連勝で菊花賞に駒を進めた素質馬。さすがにいきなりのGI挑戦は荷が重かったが、1年近くの休み明け、格上げ初戦の秋風Sに勝ってオープン入りを果たしている。前走の中日新聞杯は4番人気6着。このレースは半マイル通過47.7秒という楽なペースだったこともあって後半の半マイルが11.2秒、11.3秒、11.3秒、11.5秒。3角先頭から押し切りを狙ったが、ゴール前で失速した。悲観する内容ではなく、見直したい。
〇アンゴラブラックはアイルランドT2着。デビュー戦はスティンガーグラスの2着で、2戦目に初勝利。ノエル賞4着のあと3連勝でオープン入りし、前走は減っていた体重を戻しての重賞挑戦だったが、好位のインからしぶとく伸びて2着。ゴール前の2ハロン11.1秒、11.1秒のレースラップの中、正攻法で連対を確保したのだから褒められる内容だ。2度目の重賞挑戦で初戴冠を狙っている
▲カラマティアノスは2歳12月にこうやまき賞に勝って共同通信杯2着。春のクラシック二冠は思うような結果を残せず、秋初戦の京成杯AHは、良い脚で追い込んだものの出遅れが響いて10着。しかし勝ち馬から0.5秒差なら悲観するような内容でもなかった。ダートの前走には目をつぶって、重賞でマスカレードボールと差のない競馬をした能力を見直したい。
△カネラフィーナはデビュー3戦目の初勝利から4連勝中。前走は別定重量52kg秋華賞を除外されての新潟牝馬S挑戦だったが、逃げ先行馬を射程圏内に入れながらレースを進め、最後は正攻法の競馬でねじ伏せた。ここ2戦で体重が大きく増えているように充実期に入った印象だ。
札幌記念4着△ケイアイセナと京成杯優勝の△ニシノエージェント。去勢手術後、内容が良くなりつつある△リカンカブールにも注目したい。