
生成AIの発展は、さまざまなシーンで多大な影響をおよぼしているが、就活においても問題化するケースが多いようだ。たとえば、オンライン面接の最中に、生成AIを参照しながら回答する行為が急速に一般化しつつあり、採用の公平性や公正な評価を著しく損なう可能性が指摘されている。そうした中、サーティファイ(東京)は、「就職活動における生成AIの活用状況」について調査を行った。回答者は、2024年卒業生から2027年卒業予定のオンライン就職活動経験者418人で、調査期間は11月14日〜11月18日。
米国では、面接中に回答例や説明をリアルタイムで表示する「Cluely(クルーリー)」などの面接支援型AIが社会問題化。日本でも類似サービスがすでに登場し始めており、同様の問題が本格化する可能性が高まっている。
調査では、最初に面接準備で生成AIをどのように活用したかを問うと、生成AIを利用せずに面接準備を行った学生はわずか36%。実に64%が生成AIを用いて面接対策を行っており、面接準備の主流がAI前提に移行している状況だ。

活用した人に対し、どのAIを面接準備で使ったかを聞くと、面接準備では ChatGPT の利用が最も多く、次点の Gemini との差は100人以上。NotebookLM の利用も一定数見られ、学生が応募企業ごとに自身と企業の情報をAIに学習させ、企業別に最適化された模範回答を生成している様子がうかがえる。
|
|
|
|

そして、面接準備で生成AIを利用した267人のうち86%が事前に生成した資料を実際の面接中に参照していた。さらに、面接官の質問内容を生成AIに直接音声認識させ、リアルタイムに回答例を生成していた学生は全体の5人に1人(22%)に上ったという。Web面接中にリアルタイムで生成AIから回答支援を受けていた学生は全体の45%におよんだ。面接中の生成AIを活用する理由としては、「頭が真っ白になることを防ぐため」(35%)が最も多く「他の学生も使っているので、自分も使わないと不利になるため」(24%)が続いた。

|
|
|
|

