【西武】気温1度の本拠地で是沢涼輔が一番乗り始動 育成4年目の肝は「今年、うま年なんで…」

0

2026年01月05日 14:39  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

ベルーナドーム年明け一番乗りで練習した西武是沢(撮影・金子真仁)

西武の本拠地ベルーナドームは5日朝、冷えた。埼玉・所沢市内は気温2度。本拠地内はスマートウオッチ計測でわずか摂氏1度だった。


氷点下に迫るほど底冷えのドームに午前9時前、1人の選手が現れた。「あけましておめでとうございます!」。育成の是沢涼輔捕手(25)だ。


「後光が差してますね」


冬のこの時間に来ないと分からない。光と冷気がグラウンドに差し込み、どこか神秘さがある。


1時間後にチームスローガン「打破」が発表されることはもちろん知らず、とことんバットを振る。


育成3年目の昨季も、支配下登録の候補には挙がった。しかし及ばず。課題は打撃にある。周囲にもアドバイスをもらいながら、オフを過ごしてきた。


育成4年目、間違いなく勝負の年。高橋光成投手(28)の残留が決まり、チーム力には間違いなく大きなプラスになった。


30人を超える育成選手たちには“現実”を感じさせられる事象でもある。支配下枠が1つ減る。


「(支配下枠数を)気にしてしまう時もあります。でも去年の仲三河くらい(の好成績を上げれば)っていうのは育成選手、みんなあると思うので。それくらいを目指して、やれることをやって待つだけです」


強肩、フレーミング能力、投手への献身性−。高校も大学も控えだったのに、球団も認めるだけの捕手能力を身につけつつある。


チャンスを何とかものに−。そのためにも故障だけは避けたい。この日も念入りに走り込んでから、バットを振った。


「2年前のチームスローガンじゃないですけど、今年は“やる獅かない”ので。やるだけですね。あと、まぁ…」


何かを言い出す気配。ためてから続けた。


「今年、うま年なんで。自分、是沢(これさわ)って名前なんで」


ここまで来ればほぼほぼ想像がつく。


「無事是沢名馬、で」


やはり。これぞ是沢。


「ケガをしなければ絶対にチャンスはあると信じているので。春のキャンプからアピールします」


球場外では、ある球団関係者が「えっ、是ちゃん、もう打ってるの!?」と驚いた。どこかうれしそうだった。【金子真仁】

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定