札幌市役所=札幌市中央区 札幌市立高校で2018年、1年生だった女子生徒が同学年の男子生徒から体を触られて不登校となった末に退学する事案があり、市教育委員会が昨年、いじめ防止対策推進法上の「重大事態」と認めて調査を始めたことが6日、市関係者への取材で分かった。市教委は当時、警察が性暴力事件として捜査していたことから認定を見送っていたが、女子生徒側から指摘を受け、判断を覆した。
市関係者によると、女子生徒は18年5月、下校中に男子生徒から体を触られて不登校に。3カ月後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)との診断を受け、その後、退学した。市教委は当時、性犯罪と捉え、警察の捜査に委ねて調査は行わなかった。
市教委は24年、市内の中学生がいじめを苦に自殺した問題を受け、いじめ防止に向けた基本方針を改定。同年に女子生徒側から、改めて重大事態としての調査を求める訴えがあり、さかのぼって認定したという。