トミーバローズ(c)netkeiba 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。
今週の重賞競走は日曜日にフェアリーS(GIII)、月曜日にシンザン記念(GIII)が行われます。その中から京都競馬場で行われるシンザン記念を取り上げます。まずは過去の傾向から。
過去10年のシンザン記念では、前走で2着以内だった馬が8勝2着7回3着5回で複勝回収率104%と高い期待値を示しています。前走で2着以内に好走しているのは調子の良い証拠と言えますし、シンザン記念は近況好調馬が順当に結果を残していると考えられます。
一方、前走3着以下は2勝2着3回3着5回で複勝回収率70%とやや劣勢。馬券に絡んだ10頭のうち、7頭が前走でGII以上に出走。過去10年のシンザン記念はすべてGIIIで開催されています。前走が3着以下の馬でもそのレースがGII以上だった場合は、メンバーレベルを考慮し評価は下げない方がいいかもしれません。
前走がGIII以下で3着以下だった馬は3頭が馬券圏内に入っています。この3頭のうち、2頭は前走で1番人気になっていた馬。残る1頭は前走で1400mに出走していました。1番人気の馬は他馬からのマークが厳しくなる立場ですので、執拗なプレッシャーを受けて力を出し切れなかったのでしょう。
また、前走が1400mだった馬については距離延長がプラスに働いたと考えられます。過去10年のシンザン記念はすべて1600mで開催。1400mからの距離延長の効果で、テンからスムーズに追走することができますし、これが大きなプラス材料となり結果が出たのではないでしょうか。
今年のシンザン記念でも前走の着順やレース格、距離などには十分に注意したいところです。それでは早速ですが、今週のシンザン記念でAIから導き出された火曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。
◆配当妙味十分の本命候補
トミーバローズ
初勝利を挙げるのに3戦を要した本馬ですが、デビューから2戦は敗因が明確。新馬戦では直線で前にスペースがなく追い出しを待たされるロスのある競馬。この間に勝ち馬にはリードを広げられてしまい万事休す。それでも終いはきっちりと差を詰めており、能力は示す走りを見せていました。2戦目の未勝利戦は1400mへの距離短縮で追走に苦労していましたし、直線は外から追い上げたものの内や先行勢が残る馬場、展開で差し切れずの3着。この時の2着馬、5着馬がすでに勝ち上がっていてメンバーレベルは高かった一戦。そのメンバーを相手に馬場、展開が不向きながら崩れなかったのは評価できる内容と言えます。
前走は1400mから1600mへの距離延長。前走とは違い軽く促す程度でスッと好位へ。4コーナーの手応えも十分。直線でも追い出しを待つほどの余裕で、追ってからの反応もまずまず。ゴール前で2着馬に迫られましたが、レース後のコメントでソラを使っていたとのことで、着差以上に余力があった勝利と言えます。今回は重賞メンバー相手で人気はなさそうですが、デビューから底を見せていない素質馬。これまでの対戦メンバーからここに入っても通用する能力は感じられますし、自身の力を出し切れれば上位に食い込んでも不思議はなさそうです。
ピエドゥラパン
新馬戦はスタート直後に掛かるような仕草を見せたこともあり、抑える形になって中団から。残り800m過ぎからは促しながらの追走。直線は外目から伸びてきて、ゴール前での脚も目立っていましたが残念ながら2着。ただ、掲示板に載ったのは本馬以外では前や内を走っていた馬。展開や馬場に恵まれなかった中で連対したのは能力のある証拠と言えますし、負けて強しと言える内容だったように思います。
前走の未勝利戦はスタートから促して好位へ。仕掛けて位置を取りに行きましたが、折り合いは前走よりもついていた印象です。ペースが落ちた3コーナーから4コーナーの中間で少し行きたがる様子は見せていましたが、すぐに落ち着きを取り戻し大事には至らず。直線は外目へ持ち出すと楽な手応えで先頭に立ち、後続とのリードを一気に広げます。ゴールまでしっかりと脚を使って2着に2馬身半差をつけて快勝。同日の赤松賞(1勝クラス)と0.3秒差の好時計。上のクラスでも通用することを証明する走りを見せています。今週はフェアリーSにも登録があり、どちらに出走するかは未定。フェアリーSが除外となれば、シンザン記念に回ってくる可能性もありそうですし、出走してくれば面白い存在になりそうです。
ルートサーティーン
初勝利に3戦を要した本馬。新馬や2戦目の未勝利戦は切れ負けした印象ですが、それ以上にメンバーレベルも高かったことが敗因。新馬戦の勝ち馬ベレシートはエリカ賞(1勝クラス)で2着。2着馬、4着馬はすでに未勝利を突破しています。2戦目の未勝利戦の勝ち馬はアイビーS(L)も制しているアンドゥーリル。2着レディーゴールも未勝利突破とこのレースも比較的レベルの高いメンバーが相手でした。3戦目の未勝利戦はこれまでに比べると楽な相手関係で2番手追走から押し切って初勝利を挙げています。
前走の京王杯2歳S(GII)では、好スタートから押し出されるような形でハナへ。道中は他馬に絡まれることもなくマイペースの逃げ。直線に入っても手応えはあったように思えましたが、追ってからの伸び脚が案外。バテてはいませんが、やはり切れ負けした印象で5着。また、勝ったのは朝日杯FS(GI)で2着に入ったダイヤモンドノット。この馬が終始2番手からプレッシャーをかけていたことも敗因として考えられます。それでもレース後のコメントでは勝ち馬の後ろからだったら2着はあったかもと話しており、着順以上に内容は良かった様子。今回も重賞ですが、前走の走りからヒケは取らないはず。切れ味勝負では分が悪そうですが、渋太さの生きる展開になればチャンスは十分にありそうです。