“昨年のトレンド血統”が年をまたいで活躍 中山金杯制したカラマティアノスの血統背景とは

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2026年01月06日 20:00  netkeiba

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カラマティアノス(撮影:下野雄規)
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆血統で振り返る中山金杯

【Pick Up】カラマティアノス:1着

 母ダンサールは、カヴァレリッツォ(朝日杯FS)の母バラーディストの全姉です。カラマティアノスもカヴァレリッツォもキングカメハメハ系種牡馬を父に持つので、両馬の配合構成は似ています。南米アルゼンチン生まれの2代母バラダセールは、サトノフラッグ(弥生賞)、サトノレイナス(桜花賞2着、阪神JF2着)の母で、活力旺盛な牝系を築いています。

 父レイデオロは2025年の総合種牡馬ランキング第12位。同年のJRA平地重賞勝利数は4勝で、これはキタサンブラック、エピファネイア、リアルスティール、デクラレーションオブウォーと並んで5位タイです。長距離戦に非凡な才能を示しており、2016年以降、芝2400m以上で50走以上した48頭の種牡馬のなかで連対率30.4%は第1位。史上最高クラスの長距離向き種牡馬といっていいでしょう。

 しかし、種付け料は2020年の初年度から600万→600万→700万→700万→500万→250万→200万と下がってきており、種付け頭数も、196頭→170頭→174頭→149頭→39頭→61頭。馬体が小さく出がちなこと、牝馬の成績がもうひとつであることから、人気を落としています。ただ、個人的には過小評価されていると感じます。

「レイデオロ×ハーツクライ」は、他に目黒記念を勝ったアドマイヤテラが出ています。「母の父ハーツクライ」は2025年の血統シーンの隠れたトレンドでしたが、年が明けても続いています。

◆血統で振り返る京都金杯

【Pick Up】ブエナオンダ:1着

 父リオンディーズは有馬記念を勝ったミュージアムマイルの父。年をまたいで2週連続の重賞制覇となりました。

 リオンディーズはエピファネイア、サートゥルナーリアの兄弟。この3頭の種牡馬は、昨年に引き続き2026年の競馬も大きく盛り上げてくれるはずです。

 2代母オーサムフェザーはフロリダ生まれの米2歳牝馬チャンピオン。BCジュベナイルフィリーズ(米G1・ダ8.5F)、ガゼルS(米G1・ダ9F)など11戦10勝の成績を残した名牝です。そのファミリーにはショウナンバシット(皐月賞5着)、スーパーフェザー(青葉賞3着、小倉記念3着)などがいます。

 オーサムフェザーの父オーサムオブコースはデピュティミニスター系の下級種牡馬。現役時代は重賞すら勝ったことがありませんでした。娘のオーサムフェザーが飛び抜けた活躍をしたことで、かろうじて血統史に爪痕を残した馬です。馬主の金子真人さんは、デピュティミニスターの血を好んでいる印象があり、それを含めた総合的な判断でセレクトセールでお求めになったのではないかと推測します。

「リオンディーズ+サンデーサイレンス+デピュティミニスター」という配合構成はミュージアムマイルと同じ。リオンディーズ産駒は成長力があるので、ここにきて馬が充実してきています。

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