ゆうちょ銀行でお金を貯めるならどんな商品がある?【最新】

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2026年01月06日 21:40  All About

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全国どこに住んでいても利用しやすく、身近な存在であるゆうちょ銀行。普段使う預け入れ先としてだけでなく、「お金をしっかり貯めたい」と思ったときにも頼れる金融機関です。今回は、その中でも「安心感」と「手軽さ」を重視する人に向いている商品をご紹介します。※サムネイル画像出典:amanaimages
全国どこに住んでいても利用しやすく、身近な存在であるゆうちょ銀行。普段使う預け入れ先としてだけでなく、「お金をしっかり貯めたい」と思ったときにも頼れる金融機関です。

ゆうちょ銀行には、メガバンクや地方銀行、ネット銀行と同じようにさまざまな金融商品があります。今回は、その中でも「安心感」と「手軽さ」を重視する人に向いている商品をご紹介します。

ゆうちょ銀行の魅力は?

ゆうちょ銀行は、かつて郵便局が行っていた「郵便」「郵便貯金」「簡易保険」の3事業のうち、貯金業務を引き継いで設立された金融機関です。民営化を経て誕生した「株式会社ゆうちょ銀行」は、全国に約2万4000カ所の郵便局ネットワークを持ち、2024年3月末時点で設置されたATMの数は約3万1200台と、国内トップクラスの利便性を誇ります。

都市部だけでなく地方でも利用しやすい点が大きな魅力で、「どこに住んでいても使いやすい銀行」として多くの人に親しまれています。

今回は、そんなゆうちょ銀行で取り扱っている金融商品の中から、「手堅くお金を貯めたい人におすすめ」の選択肢を見ていきましょう。

【参照】
・日本郵政グループ【データでわかるトリビア】 ゆうちょ銀行の「数字」を見える化してみた!

ゆうちょ銀行で手堅くお金を貯めたい1:自動積立定期貯金

ゆうちょ銀行では、NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)などを行えますが、ここでは「自動積立定期貯金」を紹介します。

ゆうちょ銀行の「自動積立定期貯金」とは、預金者が指定した金額を、通常貯金から自動かつ定期的に定期貯金へ振り替えて積み立てる仕組みです。

一般月(毎月)と特別月(年6回以内)の併用で、最長6年間、最高108回まで積み立てを行えます。

1回当たりの積立金額は1000円以上から始められ、一般月と特別月それぞれ自由に設定できます。

自動積立定期貯金の利子については、預入期間が3年未満であれば「単利」、3年、4年および5年のものは半年複利で計算されます。利子の計算方法である単利・半年複利について以下に説明します。

【単利】
単利の場合、預けた元金(最初の預金額)に対してのみ利息が計算されます。そのため、利息の増加は緩やかで、長期的には複利に比べて増え方が少なくなります。

例えば、100万円を年利0.275%で単利の定期貯金に預ける場合、1年ごとに2750円の利息が得られ、利息の2750円は元金に加算されません。なお、利息には20.315%(国税15.315%、地方税5%)の復興特別所得税が課されます。

【半年複利】
半年複利とは、年利が半年ごとに元金に加えられて利息を再計算する方法です。通常、複利は年単位で利息を計算しますが、半年複利の場合、半年ごと年間に2回、利息が元金に組み込まれます。利息が元金に組み込まれるため、利息につく「利息」も発生するので、雪だるま式にお金が増える効果が期待できます。

例えば、100万円を年利0.35%で半年複利の定期貯金に預けた場合、利息の計算は次のように行われます。

半年後に1回目の利息計算では「元金100万円×年利0.35%×1/2(半年)=1750円」の利息が得られます。1年後は、利息が加算されるため、元金は100万1750円になります。なお、利息には20.315%(国税15.315%、地方税5%)の復興特別所得税が課されます。

これまで貯金の習慣がなかったという方は、まずは毎月3000〜5000円から始めて、慣れてきたら1万円に増やしてみましょう。あるいは毎月5000円、ボーナス月は10万円を積み立てる、といったように、自分のライフスタイルに合った無理のない金額でスタートしてみましょう。少額からでもコツコツ続けることで、確実に資金が貯まっていきます。

【参照】
・自動積立定期貯金 ゆうちょ銀行
・金利一覧 ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行で手堅くお金を貯めたい2:個人向け国債

預貯金と並ぶ安全資産に「個人向け国債」があります。国債とは、日本国が発行する、債券(負債)のことです。国債は国が発行するだけに、最も安全性が高い金融商品と言えます。また、年率0.05%の最低金利保証があり、元本割れする心配もありません。

個人向け国債には、「変動10年」「固定5年」「固定3年」という3つのタイプがあり、それぞれ、利息(=金利)の付き方や満期(お金が戻ってくるまでの期間)が異なります。

個人向け国債の2025年12月時点における金利は以下のとおりです。

・変動10年:1.23%
・固定5年:1.35%
・固定3年:1.10%

例えば、メガバンクの定期預金やゆうちょ銀行の定期貯金の金利と、「同じ期間」で比べるとその差は大きいと言えます。

ゆうちょ銀行の定期貯金・メガバンクの定期預金の2025年12月時点の金利は以下のとおりです。

・3年もの:0.35%(ゆうちょ銀行)
・5年もの:0.40%(ゆうちょ銀行)
・10年もの:0.50%(メガバンク)

個人向け国債と定期貯金などとは、利息のつき方が違います。

ゆうちょ銀行の3年以上の定期貯金は、利息が半年ごとに元本に組み込まれる「半年複利」です。一方、メガバンクの定期預金も、期間によっては「単利」と「複利」を選択できる場合があります。対して、個人向け国債は半年ごとに利息を受け取る「単利」の仕組みです。「複利」で増える銀行預金は効率がよいように思えます。

しかし、もともとの金利差がこれだけあると話は別です。固定3年や5年で比較した場合、複利効果を加味しても、個人向け国債の金利は銀行預金よりも約2.5〜3倍近い利息が受け取れそうです。

さらに「変動10年」とメガバンクの定期預金の金利とを比べると約2.5倍の差があります。ただし、変動10年は、「世の中の金利に合わせて、適用金利が半年ごとに見直される」という特徴があるため、今後、さらなる金利上昇が起これば、それに合わせて受け取れる利息も増えていくでしょう。

なお、個人向け国債は購入から1年間は解約できませんが、それ以降はいつでも中途換金が可能です。利息の一部(直前2回分の受取利息)は差し引かれますが、元本は保証されているため、急な出費にも対応しやすく、安全性と柔軟性の両方を備えています。

個人向け国債の購入は、ゆうちょ通帳アプリ・ゆうちょダイレクトでも行えます。スマホやパソコンであれば、家でも簡単に手続きができます。詳しくはゆうちょ銀行や財務省の公式Webサイトを確認しましょう。

【参照】
・ゆうちょの個人向け国債
・財務省:個人向け国債商品概要

まとめ

自動積立定期貯金も個人向け国債も、「どこに住んでいても使いやすい銀行」として知られるゆうちょ銀行で取り扱われており、手軽かつ堅実に始められる商品です。

どちらも「大きく増やす」というより、「コツコツお金を守り、育てたい」人にぴったり。メリットを知って「ちょっと気になる」と思ったら、まずは無理のない金額からスタートしてみましょう。

安心して続けられることこそが、将来のための安定した資産づくりへの第一歩です。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))

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  • 財形なんちゃらってどうしたらいいんだとおもう。50万以上あれば確変の権利だけもらえるんだから51万だけでいいんでしょ?
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