
一見、アットホームで働きやすそうな職場でも、蓋を開けてみれば驚きの実態が隠れていることがある。愛知県の30代女性がかつてパートとして入社した「税理士ベンチャー」は、まさにそういった場所だった。
最初こそ「アシスタントの方々がとても優しくて、入って良かった」と感じていたが、徐々に職場の異様なルールや人間関係が浮き彫りになっていく。(文:湊真智人)
社内恋愛を過剰に警戒「何を話していたのー?」
まず女性を困惑させたのは、禁止されているはずの社内恋愛だった。
「女性の方は周りにバレていないと思っているが、実際はバレバレ。その担当に書類を渡しただけなのに、ものすごく見てくる。そして『何を話していたのー?』って聞いてくる」
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仕事上のやり取りさえ疑われるのでは、たまったものではない。そんな中、業務の教え方も人によってバラバラだった。
「注意を受けた際に『○○さんに教えてもらった』と伝えても、『○○さんかー、○○さんのやり方はちょっと違うから、私のやり方でやってー』と言われ、最終的に上司からは『やり方が違う』と言われた」
責任の所在が曖昧で振り回されていたようだ。だがこうした統一感のないルールにはまだまだ続きがあった。
「お菓子禁止」「ランチ難民」暗黙のルールに戸惑い隠せず
この職場には「暗黙のルール」が多すぎた。例えば、顧客からの差し入れを「パートさんも食べていいよ」と言われたにもかかわらず、実際にお菓子を取りに行こうとすると「取りに行っちゃダメだよ」と釘を刺されたことがあった。
さらに、ランチ事情も苛酷を極めていた。
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「外でランチを食べに行こうとしたら『担当、アシスタントの人と同じお店に入ったらダメ』(と言われて)ランチ難民になりました。オフィスでランチを食べようとしたら、アシスタント同士の悪口大会」
この八方ふさがりでは息抜きもままならない。さらに、休憩は「1時間」あるはずなのに、担当がオフィスに戻るタイミングで席にいないと睨まれるという。もはや休憩とは言えない、異様なプレッシャーを感じさせる。
こうした不満を誰かに相談しても、解決どころか悪化するだけだった。
「社員同士のLINEがあり、例えばアシスタントに相談した事は、帰る頃にはほぼ皆知っている」
筒抜けの情報管理に、女性は「会社っていうより、完全に学校かな?って思う職場でした」と呆れた様子で振り返る。仕事のスキルアップ以前に、周囲の顔色を伺うことに心血を注がねばならないような環境は、組織として健全とは言い難いだろう。
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