
西武のドラフト5位、横田蒼和内野手(18)は埼玉・山村学園から誕生した、支配下では初めてのプロ野球選手だ。
川越市街地から少し離れた、農地も近いグラウンドに元気良い声が響く。その一員だった横田が7日、若獅子寮に入寮。手元には当然のように、熱い仲間たちからの「はなむけ」があった。
「高校のチームメートに寄せ書きを書いてもらいました」
地元の埼玉・東松山で「野球神社」として知られる箭弓(やきゅう)稲荷神社にある、ホームベース形の絵馬。そこにたっぷりと思いを書いてもらった。
「頑張れ!」
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「応援してるよ!」
とはちょっと毛色が違う。横田を深く知るからこそ、青春を濃密に共有した仲間だからこその“もうひと声”が並ぶ。
「ファンの心もビタ止め 拓登」
「便所と盗塁は一歩先へ 慧悟」
「目指せライオンズの孫59(ごくう) 誠太朗」
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「追い込まれたらワングリップ 泰成」
「コツコツが勝つコツ 泰樹」
などなど味わい深い言葉が並ぶ。かつて炎天下の埼玉大会の試合中、選手たちに「元気出せ! もっと野菜食え! トマト食え!」とベンチで声を張った熱血指導者、岡野泰崇監督のカラーがしっかり生徒にしみている。
「最後の1年、苦しんだ時期もありました。その時期を乗り越えられたのは、やっぱり仲間がいたおかげだと思うので。感謝を忘れずに、これからやりたいと思います」
学校第1号、かつ、仲間の代表。皆の誇りになる。【金子真仁】
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