限定公開( 1 )

1年前や5年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、2024年2月にYouTubeで公開された“690日にわたるニラの栽培記録”です。栽培時のコツなどを交えた解説が分かりやすいと反響を呼び、動画の再生数は記事執筆時点で85万回を突破。1万2000件以上の高評価を獲得しています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「ぽたろうの家庭菜園HACK」のぽたろうさん。さまざまな野菜の栽培術やユニークな野菜作りの方法などを発信しており、今回は8つの“お得なポイント”を交えながらニラの育て方を解説していきます。
ニラを育てるとお得なポイントの1つ目は「寿命が長い」こと。一度植えたら何年も続けて収穫できます。気候が温暖な地域では2〜3月が種まきの時期。ぽたろうさんは2022年2月24日にプランター栽培を始めました。
用意する物は、深さ17センチ弱のプランターと新品の培養土、有機肥料、ニラの種、1本の割り箸、スコップ。ニラは浅めに根を張るため、10〜15センチほど土があれば良いそうです。
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種のまき方には「すじまき」「点まき」の2種類があり、ぽたろうさんは前者を採用。何が植えてあるのか分かりやすくするため、地面に付けたすじで「ニラ」と名前を記しておきます。
1センチ間隔で種をまいたら、日光が届かないよう厚めに土をかぶせました。プランター全体を大きなゴミ袋で包み、発芽適温である17〜22度の環境を維持。夜は非常に冷えるため、室内に入れて育てます。
栽培9日目となる3月5日に発芽。13日目からは屋外で育てます。最初は折れ曲がっていてヨレヨレだった葉は、真っすぐなニラらしい状態へと変化。41日目となる4月6日に最初で最後の間引きを行います。
ニラは1カ所に5〜7株ほどのグループでまとまっているほうが良く成長する植物なのだとか。グループ間の距離が10センチとなるように一部のニラを引き抜きました。
どの株も青々と茂ってきた6月12日に追肥。有機肥料なら1カ月に1回、固形の化成肥料なら2〜3週間に1回、液肥の場合は1〜2週間に1回の頻度で与えます。なお、9月から年末にかけて与える追肥は特に重要。この時期からニラは翌年に向けて養分を蓄え始めるそうです。
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ニラ栽培でお得なポイントの2つ目は「水やりの頻度」。葉の中に水分をたくさん蓄えるため、水やりを忘れがちな“ズボラな人”にぴったりな作物なのだそうです。育てる地域によって前後しますが、ぽたろうさんは4〜6月は3日に1回、7〜9月は1日もしくは2日に1回、10〜3月は4〜6日に1回くらいの頻度で水やりを行ったとのこと。
8月28日には花芽が発生し、9月11日には白くて美しい花が咲きました。このかわいい花こそがニラ栽培でお得なポイントの3つ目です。
収穫は2年目から行うのがセオリー。しかし、1年目からでも可能で、その場合は9〜10月にかけて実施します。地面から20〜25センチの高さまで葉が伸びたら、株元を3〜5センチ残して刈り取りました。収穫後には“お礼”を兼ねて追肥を投与。併せて、増し土も行いました。
ニラ栽培でお得なポイントの4つ目は「すさまじい回復力」。初収穫から5日後には新しい葉が立派に伸びていました。この回復力の高さもあって栽培2年目からは、しっかり追肥を与えることにより短いサイクルで収穫が楽しめます。
世間はクリスマスな12月25日。高温と低温のどちらにも比較的強いニラですが、真冬の寒さにさらされた葉はグッタリと倒れてしまいました。ここでぽたろうさんは、枯れる前に葉をカットして地表面に敷き詰める「おのれマルチ」を実施。ニラ自身に保温のためのマルチシートとなってもらいます。
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種まきから丸1年が経過した2023年2月24日。気温の上昇とともに、少しずつ太い葉が伸びてきました。なるべく根の先端に肥料が当たるよう、プランターの内壁ギリギリの部分に溝を設けて肥料を追加します。
ニラ栽培でお得なポイントの5つ目は「日陰でも育つ」こと。スペースの都合からぽたろうさんは半日陰な環境でニラを栽培していましたが、それでもグングンと株は成長。栽培476日目の6月15日には、前年と比べて太くてズッシリとした葉が採れるようになりました。
お得なポイントの6番目は「繁殖力の強さ」。成長が止まる晩秋から3月上旬までの間に行う株分け作業を、あえて9月に行ってもしっかりと根付いてくれます。
株分けはニラ栽培で大切な作業。株が込み合っている場所の四方にスコップを差し込み、土ごと引き抜きます。根鉢をほぐしたら2〜3束のグループに分けて別の容器へ移植。繁殖力の強さから簡単に活着しました。
ニラには疲労回復に役立つ成分・アリシンが含まれており、これが7番目のお得ポイントとして機能。アリシンは病害虫の忌避剤ともなるのでニラ自身はもちろん、近くで栽培している別の植物にも虫が近づきにくくなります。
栽培690日目となる2024年1月15日。再び葉が倒れたので今回もおのれマルチを実施しました。株分けも行い、“前代未聞の面白い場所”に移植。その場所は今後公開する動画に登場するかもしれないそうです。
そしてニラ栽培でお得なポイントの8番目は、食材としておいしいこと。ぽたろうさんは「ニラとモヤシのマシマシ豚バラ炒め」「ふんわりやわらかニラ玉汁」「旬の花ニラ入りモツ鍋」「ふわシャキニラ入り卵焼き」「ふわシャキニラ入りニラ香る淡麗塩らぁめん」と、ニラを使ったさまざまな料理を作りました。
ぽたろうさんによるニラ栽培の様子に、コメント欄では「めっちゃ楽しかったです」「とても楽しく分かりやすくて興味深く感じました」「こんなに上手に育てれたら楽しそうですね!」「ほったらかしで何年も収穫できるので助かってます」「ニラはマジですごい。上を刈れば何度でも生えてくるし、植えっぱなしでOK」「すごくためになりました!」「私も今年からニラの栽培を始めました。順調に成長しています」「教科書みたいに何度も見させていただいてます!」といった感想や報告が寄せられています。
ぽたろうさんは、家庭菜園の魅力をYouTubeチャンネル「ぽたろうの家庭菜園HACK」、X(@HACK1136)、Instagram(@potaro_yasai.beer)で発信しています。また、ユニークな野菜作りの方法を教える著書『傘袋でジッパー袋で! 最高においしい野菜が1年中、楽しく作れる本』(KADOKAWA)が販売中です。
動画提供:YouTubeチャンネル「ぽたろうの家庭菜園HACK」
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