クールデイトナ(c)netkeiba 明け3歳世代のマイル重賞、シンザン記念。春のクラシック戦線を占う上でも重要な一戦であり、過去の勝ち馬にはGI馬の名も並ぶ出世レースだ。今年は京都競馬場の芝1600mを舞台に行われる。キャリアの浅い若駒同士の戦いらしく、混戦模様が予想されるが、過去10回のデータから波乱の主役となり得る馬を導き出したい。
1.前走同距離組が安定感抜群で短縮組には一発の魅力
過去10年のデータを分析すると、前走と同距離(1600m)で臨む馬が[8-8-4-55]で、勝率10.7%、複勝率26.7%と主要な数字を占めている。単勝回収率も101%あり、軸としての信頼度は高い。一方で、今回距離短縮となる馬は[0-1-4-14]と勝ち切れていないものの、複勝回収率は168%と非常に高く、穴候補としての妙味は十分だ。対照的に距離延長組は[2-1-2-37]で複勝率11.9%、複勝回収率70%と苦戦しており、割り引きが必要となる。
2.前走1勝クラス組は単複ともに回収率100%超え
前走のクラス別成績に注目すると、1勝クラス(特別戦含む)を経由してきた馬が[4-3-3-28]で、複勝率26.3%をマークしている。特筆すべきは回収率の高さで、単勝回収率192%、複勝回収率128%と、ともに100%を大きく超えている。重賞組や新馬勝ち直後の馬に注目が集まりがちな中で、自己条件を勝ち上がってきた馬が過小評価される傾向にあり、馬券的な妙味が非常に大きいローテーションといえる。
3.前走1着馬は信頼度が高く配当妙味も十分
前走着順別のデータを紐解くと、前走で1着だった馬は[6-6-5-52]で、過去10年で最多の6勝を挙げている。複勝率も24.6%と安定しており、複勝回収率も106%とプラス収支を維持している点は見逃せない。勢いのある馬は昇級戦や重賞挑戦という壁を乗り越えて好走するケースが多く、素直に信頼できるデータだ。前走で勝ち切った実力と勢いは、混戦模様の3歳重賞において大きなアドバンテージとなる。
本命はクールデイトナ。前走は同距離の1勝クラス、こうやまき賞を勝利。今回の好走データである「前走同距離」「前走1勝クラス」「前走1着」の全てに合致する唯一の存在だ。特に、単勝回収率100%超えの「同距離」と「1勝クラス」のダブル該当は心強い。新馬戦から崩れずに走れており、データの裏付けも完璧なここは中心視が妥当だろう。