ウーバーイーツ配達で最近増えていると感じる「ご利用中案件」とは?【チャリンコ爆走配達日誌】

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2026年01月08日 07:10  週プレNEWS

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最近は「お店を利用中の方のところへ運ぶ案件」が増えてきました


最近は「お店を利用中の方のところへ運ぶ案件」が増えてきました

連載【ギグワーカーライター兼ウーバーイーツ組合委員長のチャリンコ爆走配達日誌】第132回

ウーバーイーツの日本上陸直後から配達員としても活動するライター・渡辺雅史が、チャリンコを漕ぎまくって足で稼いだ、配達にまつわるリアルな体験談を綴ります!

* * *

皆さま、あけましておめでとうございます。

2023年にスタートしたこの連載も4年目に入りました。

前回お伝えた通り、26年は中央労働委員会という労働問題を専門に扱う厚生労働省の機関で、ウーバーイーツの会社側と「自分たちが結成した組織を労働組合として認めて欲しい」と争っている件で結果が出そうな年。どんな命令が出されるかはわかりませんが、いろいろと動く年になると思うので、大きな動きがありましたらこちらでいち早く報告したいと考えております。

さて、年末年始もガッツリ配達を行ったので、そこで起こったことをいろいろ書きたいところ。ですが、私が配達をする東京の港区、中央区エリアでは1月5日の仕事始めはオフィスへのすしの配達が多く、その後も12日の成人の日あたりまではタワーマンションへの配達が普段より多く入ります(配達が増えるハッキリとした理由はわかりませんが、おそらく少し長めの正月休みをとって海外などへ出かけ、帰宅当日は自炊も外食も面倒なのでウーバーにしようと考える人が多いのでしょう)。

というわけで、今もまだまだ自転車を漕ぎまくっていると思うので、年明け1回目はお正月とは別の話題を書こうと思います。

以前書いた「ウーバーイーツの配達先でインパクトのあった場所は?」で、コンセプトカフェを利用中の方に牛丼を運ぶというエピソードを紹介しましたが、最近はこういった「お店を利用中の方のところへ運ぶ案件」が増えました。今回はそんな配達の話です。

増えたなと感じるのは雀荘への配達。昭和から平成の時代にかけての雀荘といえば、店の扉を開けると麻雀牌のジャラジャラという音が耳に入り、タバコの煙が鼻と目を刺激。そんな中、雀卓を囲む人たちは、店員のおばちゃんが作るカレーや丼ものを食べるというのが主流でした。

ところが最近はMリーグの人気もあってか、全席禁煙のおしゃれな雰囲気の雀荘が増えています。そんな店の多くは飲食物が持ち込み自由。そのため、ウーバーイーツを利用する方がかなりいます。料理を提供したほうが店としては儲けが多くなると思いますが、飲食物を提供すると保健所への申請が必要となったり、万が一食中毒が起こると大変なのでリスクを避けるという意味合いもあるのでしょう。

そんなわけで、おしゃれ雀荘へ配達に行く機会が増えたのですが、自分のような昭和生まれのおじさんにとっては、運ぶたびにあの澄んだ雰囲気に違和感を覚えてしまいます。

新宿、渋谷、池袋などの繁華街で配達している時に行くことがあるのはシーシャバー。個人で器具を管理するのが難しい水タバコ(シーシャ)を楽しむ場所なのですが、シーシャと一緒に軽い食べ物を楽しみたい方からの注文がポツポツとあります。

巨大な器具を使い、独特の香りがする水蒸気を口や鼻から出して楽しむ人が店内のあちこちにいる風景は、独特な雰囲気を醸し出しています。

ちなみに、店によっては軽い食べ物を提供している店もあり、シーシャバーで作る料理を受け取り、マンションなどへ配達するというパターンもけっこうあります。なので、シーシャバーに入る前には、この店を利用している人に商品を渡すのか、店の料理を受け取るのかをしっかり確認してから店の扉を開けるようにしています。

ほかに、配達で増えているのがラブホテルを利用中の方への配達。

私が配達を始めた8年前から現在まで、ラブホテルへの配達は一定数ありましたが、最近増えているのはひとりで利用していると思われる方へのお届け。

海外からの観光客が増えている今、東京ではホテルの価格が高騰しています。ホテルの予約サイトを見ると繁華街ではビジネスホテルで1泊2万円以上するのが当たり前な状況となっています。

そんな事情から、1万円前後で宿泊できるラブホテルに宿泊する方が増えているのでしょう。ただ、ラブホテルはビジネスホテルのように自由に何度も外出できるところが少ないことから、ウーバーイーツを使っていると思われます。

マンガ喫茶やネットルームに宿泊するよりは高いですが、お風呂もベッドも広いので、東京へ出張で来た場合ラブホテルに泊まるのは疲れが残らないという意味ではありだと思います。

ですが、経費精算はどのように処理しているのでしょうか。商品の受け渡しの際に聞いてみたいのですが、場所が場所だけに注文された方に話を聞くことができず、いつも配達後にモヤモヤした気持ちになります。

次回は、2025-2026年末年始の配達レポートをお届けしようと思います。

文/渡辺雅史 イラスト/土屋俊明

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