
埼玉西武ライオンズ“Wエース”のメジャー流出の可能性にヤキモキしたのも束の間、ファンは思わぬ“危機”に気が気でなくーー。
1月6日(現地時間5日)、ヒューストン・アストロズの入団会見に臨んだ今井達也投手(27)。3年総額5400万ドル(約84億7800万円)の契約に伴い、西武球団にも997万5000ドル(約15億6600万円)の譲渡金が支払われる見込みだ。
2023年シーズンから5位、6位、5位と3年連続で最下位争いをしているチーム状況だけに、頼れるエース右腕の離脱は痛手だが、一方で大金が転がり込むことを想定してか積極的に補強に動いている。
2025年11月28日には、横浜DeNAベイスターズから“ハマのガッツマン”こと桑原将志選手(32)を獲得。さらに翌月5日、北海道日本ハムファイターズから内野のユーティリティープレーヤー・石井一成選手(31)とも契約合意に至った。
両名ともFA(フリーエージェント)権を行使しての移籍で、桑原は「Bランク」該当選手とされているため、DeNAに対して人的補償、または金銭を支払う必要が生じる。西武が28人の名前を記したプロテクトリストをDeNA側に提出したのが12月23日のことーー。
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メジャー断念、西武残留を決めた高橋光成
「1日も早く決めたい」当初、DeNAの木村洋太社長はそう話していたもののリストを受け取ってから2週間、いまだ球団から人的補償による選手獲得の発表はない。ここにきて懸念されているのが、“リスト漏れ”した選手についてだ。
今井とWエースの一角を担っていた、高橋光成投手(28)がポスティングシステムによるメジャー挑戦を断念したのが1月4日(現地時間3日)。3球団から条件提示を受けたものの、本人が納得がいくオファーではなかったようだ。
今オフでのメジャー移籍を諦めて西武に残留、2026年シーズンで取得が見込まれる海外FA権を行使して、あらためてシーズン後にMLBに売り込みをかけることになる。
「メジャー球団から引くてあまただった今井に対し、手を挙げる球団は限られるとされた高橋。そのためプロテクトリストに入っていたとは思いますが、西武が万一にもメジャー移籍を見越していてリストから外していたとしたら……。
DeNAとしては当然、高橋の残留を受けて獲得調査を見直すでしょう。そんなポスティングの“穴”に気づいたファンからも、X上で“光成、プロテクトしてるよね?”と心配の声が上がっているのです」
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なるほど、FA事情に詳しいスポーツライターが懸念するように、高橋がリスト漏れしていた場合、DeNAが人的補償として指名する可能性が生じているわけだ。
吉田正尚が“人的補償”になった可能性
しかし、そもそもポスティング申請中の選手がリスト漏れしていたとして、人的補償の対象として獲得できるのだろうか。
2022年11月、西武は似たようなシチュエーションに直面したことがある。この時は、西武からオリックスバファローズにFA移籍した森友哉捕手(30)によって、人的補償を求める逆の立場だった。時同じくして吉田正尚選手(現ボストン・レッドソックス)のポスティングによるメジャー挑戦が容認されたのだ。
「NPBの野球協約のフリーエージェント規約では、ポスティング申請中の選手に関する記述はなく、ただ【選手名簿の旧球団への提示はFA宣言選手との選手契約締結がコミッショナーから公示された日から2週間以内に行う】とあります。
この時、オリックスと森選手の契約が成立した“2週間以内”に、吉田選手がメジャー球団と契約合意に至らなければ西武は“横取り”できたのです。よってオリックスは、貴重なひと枠を使ってでも吉田選手をリストに入れていたと思われます。今回もNPBが定めたルール上は何ら問題なく、高橋投手が本当にリスト漏れしているのなら、DeNAは堂々と人的補償として指名できるのです」(前出・スポーツライター)
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DeNAからアッと驚く発表はあるのだろうか。
