
年明けの5日、高市早苗首相が三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した際、安倍晋三元首相の遺影を持参していたことが話題となりSNS上で波紋を広げている。高市首相は安倍晋三元首相の写真を手に内宮入り口の五十鈴川にかかる宇治橋を渡った。
高市首相は参拝後の記者会見で、その理由を《もう一度、伊勢神宮に連れてきてあげたかった》と穏やかな口調で語ったが、Xでは「尊敬する相手なら、遺影をサイズが合ったケースに入れてあげて」「笑顔ってのが異様です」「批判を承知で遺影を抱えてまで示したい覚悟の重さを読み解くべきです」などと賛否が集まったが─。
高市首相の真意
「保守派の旗頭だった安倍氏の後継を自任する高市首相にとって、この行動は故人への敬意の表現だったとみられます。安倍氏は首相在任中、伊勢神宮参拝を9回行った実績がありますし、賛否はありますが、批判を承知で強い想いと覚悟を持って行動したことは遺族としても嬉しいのではないでしょうか」(全国紙政治部記者)
実際に国民からは「恩師に今の姿を見せ、誓いを新たにする。これは政治家以前に、一人の人間としての情義です」「ホントに師匠なんですね…大事に思っていて、素敵です」といった高市首相を尊重するような意見や「額縁入れてるならまだしも、ポケットファイルって…」「どういう感情でこの笑顔なのか」といった指摘が相次いだ。
確かに高市首相が手に持つ安倍元首相の写真が入ったクリアケースは少しチープにも感じるが…。
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安倍元首相の人気を引き継ぐ高市首相
「確かに見る人によっては、クリアファイルに入れられたサイズの合わない写真を遺影として持参するのは異様に映ると思います。しかし、もし計算されたパフォーマンスなら、もっと見栄えの良い額縁を用意し、完璧なアングルで撮影させるのではないでしょうか。高市首相にとって安倍元首相は今も共に闘う同志・師として日常の延長線上にあるものとして持参したならば納得できなくもないです」(前出・政治部記者)
高市首相は政治思想など安倍元首相に似ている部分があり、安倍元首相の人気を引き継いだ「第3次安倍政権」のような構図だという見方も存在する。そして、政治的な師であり、個人的にも深い関係性があったことは事実。
伊勢神宮という神聖な場所で、故人を偲ぶ気持ちを表現したいという思いは、人間として自然な感情とも言えるが、メディアが注目する恒例行事での行動は本人の意図とは別に様々な解釈を生むだろう。
安倍元首相の遺影とともに歩いた宇治橋の上で、高市首相は何を想い、何を誓ったのか。その真意は本人のみが知るところだろう──。
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