【陸上】久保凛、練習見学せず積水化学入り即決「800mで一番強くなれる」決め手は指導者

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2026年01月12日 20:06  日刊スポーツ

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取材に応じた久保凛(左)と野口雅嗣監督(撮影・竹本穂乃加)

陸上女子800メートル日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高3年)が12日、大阪市内で取材に応じ、今春、実業団の積水化学に入社することを明かした。高校生にして、昨年の世界選手権東京大会にも出場した17歳。今後は「プロ」としての自覚を持ち、世界大会でのメダル獲得を目標に競技力向上を目指す。


   ◇   ◇   ◇


久保の目は希望に満ちていた。「800メートルで一番強くなれるのは積水化学だと思った」。積水化学に入社し、クラブチーム「TWOLAPS」を練習拠点に、同代表で男子800メートル元日本記録保持者の横田真人氏の指導を受ける予定。新たな道に進む17歳は「環境が変わることを理由にせず、結果を残し続けたい。今はすごく楽しみな気持ち」と胸を高ぶらせた。


決め手は横田氏の存在だった。12年ロンドン五輪代表の経験も持ち合わせており「自分も同じように世界で活躍したい。横田さんに見てもらいたい」と、練習を見学することもせずに即決。大学に進む道は最初から考えになく、800メートルを主戦場に戦う決意の高校3年生にとっては、最も魅力的な環境に映った。


昨年7月の日本選手権で1分59秒52をマークして24年7月に自身が打ち立てた日本記録を0秒41更新し、女子高生個人種目では07年大阪大会1万メートルの絹川愛以来、18年ぶりとなる世界選手権代表入りも果たした実力者。次なる目標は世界選手権や五輪でのメダル獲得で「来年からは1分台を当たり前に出せるように」と意識は高い。


学生の肩書を失うことで「だからこそ、競技力ももっとレベルアップさせていかないと」と覚悟も決まった。高校時代は特別練習を与えられて1人でこなしていたが、今後はプロの形でトップ選手とともに練習に励むことになる。「世界で通用する選手になりたい」。大きな野望を胸に、制服を脱ぎ捨てて新たな世界に挑戦する。【竹本穂乃加】


◆積水化学女子陸上部 97年創部。名伯楽の小出義雄監督(故人)が指導し、高橋尚子さんや鈴木博美さんらトップ選手を輩出してきた。現在、中長距離では21年東京五輪女子1500メートル代表の卜部蘭らや昨年の世界選手権東京大会代表の木村友香ら多くのトップアスリートが在籍する。

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