仙台地裁=仙台市青葉区 誘拐された高校生と知りながらタイからミャンマーに移送したなどとして、被略取者等所在国外移送などの罪に問われた藤沼登夢被告(29)の判決で、仙台地裁(須田雄一裁判長)は19日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年6月)を言い渡した。
須田裁判長は、男子高校生(当時)を船舶などに乗せ、単独では帰宅困難な場所まで移送したと指摘し、「悪質な犯行だ」と非難。一方、事実を認め、被害者との間で既に示談が成立したことなどを挙げ、刑の執行を猶予した。
判決によると、藤沼被告は昨年1月、氏名不詳者が誘拐し、宮城県からタイに連れ出した当時17歳の高校生をミャンマーに移送。その後、現地の詐欺拠点で特殊詐欺に従事させたとされる。