
広島新井貴浩監督(48)が18日、和歌山県高野町の高野山別格本山清浄心院で約2時間の護摩行を行った。約1600本の護摩木がたかれ、燃えさかる炎の高さは2メートルをはるかに超えた。不動明王の御真言を唱え続ける荒行で、顔は赤く腫れ上がっていた。
「昨年、本当に悔しかったので。今年は絶対やってやるぞと思いながらここに来ました。苦しい行ですけれど、そこから逃げ出さないこと、何事も継続していくことが大切だと思っているので。『くっそー』と思いながらやっていました。火と対峙(たいじ)しました」
現役だった2004年の年末に鹿児島・最福寺で始めた護摩行。場所を高野山に移し、引退してからも挑み続けてきた。今回が22度目。池口恵観大僧正(89)は「頑張っていましたよ。去年がああだったから、悔しかったんじゃないですかね。今年は頑張ってもらいたいし、多分、頑張ると思いますよ」と指揮官のやる気を感じ取っていた。
厳しいことは分かった上で、毎年、激しく立ち上る炎と向き合ってきた。新井監督は「元来、逆境になればなるほど燃えるので」とキッパリ。昨年、リーグ5位に終わった悔しさを糧に、就任4年目の今年こそ頂点へと突き進む。
【監督の修行】
|
|
|
|
◆座禅 巨人川上哲治監督は現役引退後の1958年(昭33)から毎年、岐阜・美濃加茂市の正眼寺(しょうげんじ)で座禅に取り組んだ。「精神の安定や平常心を身につけること」が目的。61年の監督就任後も通い、「V9を達成した時の基盤」と述懐している。
◆断食 ロッテ井口資仁監督はコロナ禍でチーム活動が自粛中だった2020年(令2)4月、自宅でトレーニングをこなしつつ、1週間の断食(ファスティング)を2度決行。「心をクリアにして、五感が研ぎ澄まされるともいうので。5キロくらいやせました」。
◆護摩行 広島新井貴浩監督は現役時代の2004年(平16)オフ、「レギュラーになりたい」との強い覚悟で高野山での護摩行をスタート。以後毎年続け、22年オフの監督就任後も「日本一になってファンを喜ばせたい」との思いを込め今回で23年連続となった。
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。