
巨人、ロッテ、レッドソックスでプレーした沢村拓一氏(37)が21日、沖縄で自主トレ中の巨人坂本勇人内野手(37)のもとをサプライズで訪れ、熱いエールを送った。ともに88年世代で、公私ともに仲が良く、特別な絆で結ばれた“友人”。現役引退表明後は初の対面で、坂本勇から「おつかれさま」とねぎらわれ、室内でのフリー打撃では打撃投手も務め、思いをボールに込めた。
◇ ◇ ◇
先に室内練習場でウオーミングアップ中だった沢村氏のもとに、坂本勇が満面の笑みを浮かべながら近づいてきた。力強くがっちりと握手を交わし、笑顔で抱擁。耳元で「おつかれさま」とささやかれ、15年間の現役生活をねぎらわれた。
沢村氏 勇人から「お疲れさま」と言われたのは、今日が初めてだったのでうれしかったし、本当に優しい言葉だったので胸にグッときた。
1月上旬に沢村氏が電話で引退を伝えた時には、坂本勇から「あかん。まだやれるねんから辞めるな」と言われた。決断を尊重しながら「まだやれるのに」との思いが強く、どうしても「お疲れさま」が言えなかった坂本勇。この日やっと伝えられた。
|
|
|
|
引退決断後、沢村氏は坂本勇と直接会って、話をしたくて、サプライズで沖縄に入った。「勇人には絶対会いたいなと思ったし、たった1日だけど、一緒に汗を流して、打撃投手とか何かできることがあればと思って」と弾丸で移動した。
練習中、沢村氏がキャッチボールでうなるようなボールを投げると、坂本勇から「現役バリバリやん」と笑顔でツッコミ。沢村氏は巨人湯浅、増田陸らに交じって、ダッシュのメニューも消化し、ノックも坂本勇と一緒に受けた。
沢村氏 勇人の顔を見てホッとしたし、沖縄に来てよかった。みんなといい汗をかけたし、いい1日だった。
室内練習場でのフリー打撃では、坂本勇の打撃投手を務めた。立場的に打撃投手ができるのは、自主トレが唯一のチャンス。引退後もトレーニングに抜かりなく、思いをボールに込めた。「打ちやすかったで」と感謝され、笑顔で見つめながら、エールを送った。「勇人には1本でも多くヒットを打ってほしい。その思いだけです」。【久保賢吾】
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。