AJCC史上唯一の牝馬覇者 メジロモントレーが制したAJCCを振り返る
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2026年01月22日 07:00 netkeiba

メジロモントレー(1989年3月撮影、ユーザー提供:Polarisさん) 今年で67回目を迎えるアメリカジョッキークラブカップだが、牝馬が勝ったことは僅かに1回しかない。その馬とは91年の第32回のメジロモントレー。レース史上最多の7勝を挙げる横山典弘騎手の初勝利ともなった一戦を振り返る。
メジロモントレーは父モガミ、母メジロクインシー、母の父フィディオンの血統。祖母のメジロボサツは65年の朝日杯3歳S、66年の4歳牝馬特別と函館記念を制した名牝だった。3歳時(旧4歳時)にクイーンSで重賞初制覇。4歳となると牡馬とも伍して戦い、金杯(東)とアルゼンチン共和国杯を制した。そして明けて5歳、始動戦となったのがAJCCだった。
単勝6.4倍の4番人気で迎えた一戦、スタートひと息のメジロモントレーは最後方からの競馬となった。道中はゆったりと流れ、前半1000mは62秒3。常識的には厳しい形。しかし鞍上の横山典弘騎手はパートナーの末脚を信じていた。勝負所から馬群に突っ込んで直線へ。そして残り200mからが圧巻だった。先行勢の間にできたスペースを突いて鋭伸。一瞬で先頭に立つと、外のカリブソングに1馬身1/4差をつけてフィニッシュ。まさに人馬一体の走りで4つ目の重賞タイトルを手にしたのだった。
後にモーリスの祖母として脚光を浴びるメジロモントレーにとって、これが最後の勝利だった。一方、当時22歳の横山典弘騎手はAJCC初制覇。これを契機にレース史上最多の7勝を積み重ねることとなる。そういった意味では両者にとって節目のレースとなったといえるだろう。
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