
クラウドエースは、生成AIの活用と投資効果に関する調査結果を公表した。同調査は企業の生成AI活用・推進担当者111人を対象とし、KPI設定状況や達成度、成果内容、課題、今後の施策意向を明らかにした。それによると、生成AI投資は実務に浸透しつつあり、数値指標による成果管理が定着段階に入っているようだ。
●企業が模索する生成AI活用 設定しがちなKPIは?
同調査では、「生成AI活用において設定しているKPI」への回答結果が示された。
これによると、生成AI活用におけるKPIとして「コスト削減額」を採用する企業が多く、「品質・精度向上」「業務効率化率」「売上・収益増加率」などの指標も設定していることが分かった。生成AIは単なる実験的導入を越え、経営指標や業務成果に直結する評価軸で扱われている状況が浮かび上がったかたちだ。
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設定したKPIの達成状況を見ると、多くの企業が目標水準に到達していると認識している。十分な成果を得た企業とおおむね達成した企業を合算すると8割を超え、生成AI投資が一定の実効性を持つ取り組みとして位置付けられていることが明確になった。
他方で、KPIに届かなかった企業は、最大の障壁としてAI出力の品質や再現性のばらつきを挙げた。目的設計の不明確さや運用方法の属人性、部門間連携の不足といった課題も存在する。
今後の施策としては、生成AIの挙動や成果を継続的に把握するためのモニタリング基盤構築に関心が集まっているという。ただし、出力内容を自動的に分析・評価する取り組みは限定的であり、管理意識と実装レベルの間に隔たりが残る構図が明らかになった。
同調査は、生成AI投資の成果が可視化され始めたが、安定的な品質管理と評価体制の整備が次の焦点になっていることを示している。
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