
1月25日(日)のテーマは、「ワークライフバランス学」。日本大学理事長で作家の林真理子さんをゲストに招き、作家と理事長の両立について話を聞きました。
(左から)パーソナリティの蓮見翔、林真理子さん
◆作家業と理事長の両立は可能?
作家として数々のベストセラー作品を生み出し、直木賞や吉川英治文学賞など多くの文学賞を受賞してきた林真理子さん。2018年には紫綬褒章を受章し、2022年には日本大学の理事長に女性として初めて就任しました。
番組ではまず、林さんが作家としてデビューするまでの道のりが語られました。20代の頃はコピーライターとして活動しており、糸井重里さんのもとに出入りしていた時期に出版社の編集者と知り合ったことが転機になったといいます。「本を書いてみたらどうか」と勧められて執筆したエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなり、一躍人気作家となりました。
|
|
|
|
かつては新聞や週刊誌で連載小説を手がけ、40年以上コラムを書き続けてきた林さんですが、理事長の仕事は「片手間ではできない」と感じるほど多忙だといいます。朝から夕方まで業務にあたる日が多く、市ヶ谷にある大学本部を拠点に活動しています。
学生との交流については、学長とともに各学部を回り、「I'm donut?(アイムドーナツ)」を配布しながら、学生と直接話す機会を設けたエピソードも紹介されました。「何をしたら喜んでくれるか」を考えた結果だったといいます。
休日も読書や資料に目を通すことが多く、文学賞の選考委員として若手作家の候補作品を読む時間は欠かせません。移動の多い生活のなかでは、新幹線での移動中を読書の時間と決めて活用しているともいいます。
全国各地にある日本大学の付属校を訪れる機会も多く、遠方では「ドーナツの代わりに私が話すしかないですね」と笑いを交えながら語っていました。
|
|
|
|

(左から)パーソナリティの蓮見翔、林真理子さん
◆好奇心がきっかけとなり理事長の道へ
蓮見から「作家として長く活動するなかで、なぜ理事長の仕事を引き受けようと思ったのか」と問われると、林さんは「ちょっと面白そうかなと思った」と率直に語ります。しかし実際に引き受けてみると、その重責の大きさにすぐ気づかされたといい、「やるからには一生懸命やらないと失礼ですから」と、覚悟を持って取り組んでいると力を込めます。
林さんは現在、日本大学の理事長に加え、日本文藝家協会の理事長も務めています。もっとも文藝家協会の理事長は月に一度の会合が中心で、名誉職的な側面が強いとのこと。一方、日本大学については「自分が関わることで何か変えられるかもしれない」と考えたものの、「思っていた以上に忙しくて大変だった」と振り返ります。
それでも、「面白そうだと思って火中の栗を拾う人は案外多い」と語り、過去に厳しい局面を引き受けた経営者のエピソードにも触れます。学生たちにも、「理不尽なことに溢れた社会のなかで、知恵を絞りながら前に進むしかない」と伝えているそうです。
理事長としては今後、大学に「新しい風を吹かせたい」という思いも強く、本部でハロウィンイベントを企画したこともありました。職員500人ほどに声をかけ、ドーナツを用意したものの、最初はなかなか盛り上がらなかったと苦笑します。
|
|
|
|
「今まで生きてきた世界で、(大学には)こんなに真面目な人たちがたくさんいるんだと思ってびっくりしました」と、大学で働く人々について言及。蓮見も「我々が普段働いている業界とは空気が違うかもしれないですね(笑)」とフォローをしつつ、「今の日大は楽しそうです」とコメントしました。
----------------------------------------------------
この日の放送をradikoタイムフリーで聴く
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
番組名:日曜大学 supported by 日本大学
放送日時:毎週日曜 13:30〜13:55
パーソナリティ:蓮見翔(ダウ90000)
動画・画像が表示されない場合はこちら

