「高い服を買っても部屋がダサい人」がやりがちな“致命的ミス”。アパレルショップのルールに学ぶ

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2026年02月02日 16:30  日刊SPA!

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カジキです!! インテリアのブログとYouTubeを運営しています。暮らし、住まいの世界を長年見てきた経験を元に、インテリアの法則と、インテリア好きが頭のなかで考えていることをご紹介していきたいと思います。
洋服はお好きでしょうか。ファッションマニアは、おしゃれな洋服を眺めながら酒を飲むのが幸せなのだと、そんな話を聞いたことがあります。趣味人として、気持ちはすごくわかります。

自宅のハンガーラックに、お気に入りのコートを格好良く飾れたらどんなに素敵だろう。そんな妄想をしたことがある服好きは少なくないのではないでしょうか。

だけど悲しいかな、ファッションオタクの部屋は雑多な印象になりがちです。ハンガーラックには高級なブランド服をかけているはずなのに、なぜかオシャレに見えない。

どうしてこんなことになってしまうんだ、本当はアパレルショップみたいなインテリアで暮らしたいのに! ……服好きあるあるですね。

実はこれには、大きな理由があるんです。最初に答えを言っておくと、重要なポイントはハンガーラックです。こいつを上手く使いこなさないと、お部屋の洋服はおしゃれに見えてくれません。

◆激安店はギュウギュウ、高級店はスカスカの法則

アパレルショップみたいな部屋で暮らしたいなら、そもそも目指すべき服屋が実際に洋服をどう扱っているのかを知らなければ始まりません。

衝撃の事実をお伝えしましょう。なんとおしゃれな服屋は、ハンガーラックに服をギチギチに詰め込まないのです。

当たり前と言えば当たり前ですが、ナメてはいけません。実際にあなたの部屋の押し入れやハンガーラックはギチギチになっているはずです。ぜんぜん服屋を参考にできていません。

実はアパレルショップの陳列にはルールがあります。リーズナブルなお店ほど服をギュウギュウに並べて、高級店ほど余裕をもってスカスカに並べるのです。

お店にはランク付けがあって、高級なショップは「プレステージ」、お安いショップは「ボリューム」などと呼びわけたりします。乱暴な例えになりますが、百貨店にあるブランドバッグの店が前者で、イオンにある大きな量販店が後者だとイメージして下さい。

たとえば120cm幅のハンガーラックを使う場合、高級なプレステージであればジャケット15着くらいを目安に陳列します。だけどお安いボリュームのお店ですと、ジャケット24着くらいを目安に並べます。同じハンガーラックにそれだけ詰め込めばギュウギュウにもなります。

我々が自宅のハンガーラックを見るときも、この印象を連想してしまいます。高級店のように並べれば高級店のような印象になるし、激安店のように並べれば激安店のような印象になります。

あなたの部屋のハンガーラックはどうでしょうか。せっかくのブランド服も、激安店の密度で収納していたら、実際よりも安い印象に見えてしまいますよ。

◆服そのもので対策しましょう

対策を考えてみましょう。まずは服そのものを減らすこと。並べる服の数が少なくなれば、自動的にハンガーラックはスカスカになります。シンプルな対策ですが、ダイレクトに効果があります。

とはいえ僕も鬼ではありません。服好きに服を買うなと言いたいわけではないんです。「見える服」を減らしましょうというお話です。

インテリアでは、隠す収納を上手に使うことが大切です。押し入れのような、扉のある収納にたくさんお洋服を隠せば、ひとまず急場はしのげます。押し入れの中はギュウギュウになりますが、閉めれば見えません。

そして生活空間にあるハンガーラックには、眺めて楽しむための洋服を、最低限の数だけ飾ればいいんです。これでおいしくお酒が飲めます。

◆ハンガーラックで対策しましょう

もう一つ対策を伝授しましょう。めっちゃデカいハンガーラックを買うことです。ギュウギュウ詰めになると印象が悪いのなら、ハンガーラックそのものをデカくして収納量を増やしてやればいい、という作戦ですね。

安易だと馬鹿にしてはいけません。2倍のサイズのハンガーラックであれば収納量も2倍です。スカスカの密度を保ったまま、大量の洋服を並べられます。

小さくておしゃれなハンガーラックも素敵なのですが、現実的に考えてスッキリした収納量を維持できません。ネットの商品写真を見ると、ちょっとしたシャツを1着かけてあるだけだったりします。そりゃオシャレに見えるだろうけど、もはやハンガーラックの意味をなしていません。

同じ予算を使うなら、「幅の小さい高級品」よりも「幅の大きい普及品」を買ったほうが使いやすいのです。お部屋のサイズとの兼ね合いもありますが、ファッション優先で生きている方はよかったら参考にしてみてください。

◆インテリアの視点でもファッションを楽しんでみてください

というわけで、アパレルショップのように洋服を飾りたいならハンガーラックをスカスカにしてみましょう。洋服自体を減らしても良いし、ハンガーラックをデカくしてもいいです。

同じ洋服でも、かけ方ひとつでダサく見えたり素敵に見えたりするのがインテリアの面白いところです。せっかくのブランド服がダサく見えてしまうかもしれない、というのはとても怖い話です。だけど逆に考えれば、プチプラ服をゆったりと飾って高見えさせることも可能なわけです。

洋服に予算をかけるのもとても楽しいですが、もし気が向くことがあれば、洋服を引き立てるハンガーラックにも目を向けてみていただけましたら嬉しいです。

【カジキ】
暮らし、住まいの世界を長年見てきた経験を元に、インテリアの法則を各コンテンツで言語化して発信中。YouTube「ゆっくりインテリア」、ブログ「様子のおかしいインテリア店」、Xアカウント@kajikissa

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