オフトレイル(c)netkeiba 今週の日曜日は、東京競馬場で東京新聞杯(GIII)が行われます。
過去10年の東京新聞杯では、前走で国内外のGIII以上に出走していた馬が[7-7-9-79]。勝率や連対率、複勝率に強調できる点はないですが、複勝回収率は104%と高い期待値を示す数字となっています。
その中でも前走で上がり1位を記録していた馬が[3-3-0-7]。勝率23.1%、連対率46.2%、複勝率46.2%。単勝回収率は173%、複勝回収率111%とさらに成績は上昇します。昨年の東京新聞杯でこのデータに該当したのはウォーターリヒトとボンドガールだけでしたが、結果はこの2頭でワンツー決着となっています。
過去10年の東京新聞杯はすべてGIIIに格付けされていますので、前走で同格以上のレースを経験していることが有利に働いているのでしょう。また、ここ10年の東京新聞杯の舞台は東京芝1600m。直線が長いコースで終いの切れ味が求められます。前走で上がり1位を記録している馬に向いている条件であることも、このような傾向になっている要因と言えるのではないでしょうか。
今年の東京新聞杯も前走で重賞に出走し上がり1位をマークしている馬には注意したいところですが、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆成長著しい5歳馬
今週の東京新聞杯でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるオフトレイルでした。
週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しオフトレイルに高評価が与えられました。
オフトレイルは前走でマイルCS(GI)に出走し、上がり1位を記録していますので、近年の傾向から高い期待値が見込める1頭と言えます。
そのマイルCSでは道中は中団の内目を追走。淀みのない流れになったことで折り合いもスムーズ。4コーナーを回る時も手応えは十分でしたが、直線半ばあたりで前にスペースがなく外目へ進路を切り替えるロスがあり4着止まり。ただ、ゴール前の脚色は際立っていましたし、スムーズに運べていればさらに上の着順もあったと思えるほどの内容。今回の東京新聞杯にも出走するウォーターリヒトに先着されていますが、スムーズさを欠きながらも差は僅かでしたし、能力的には互角以上と見ていいかもしれません。
昨年の東京新聞杯では8着に敗れていますが、この時はスタートで右に寄れるような形で出てしまい後方からの競馬に。当時は折り合いに不安な面があり、スタートから出していくことが難しかったため、スタートを上手く出られなかったことが敗因のひとつとして考えられます。
近3走の競馬では以前よりも折り合い面に進境が見られますし、昨年よりもレースはしやすくなっているはずです。近走は3走前の関屋記念(GIII)で2着、2走前のスワンS(GII)で1着と安定感も抜群です。
3歳時から重賞で活躍している本馬ですが、中間の陣営からのコメントでは5歳となった今年もまだまだ成長中とのこと。どうやら筋肉量が増えて馬体が大きくなっているようで、調教でも抑えるのに苦労するほどパワーがついているとのこと。
最終追い切りでは坂路コースを力強いフットワークで駆け上がっていましたし、陣営の言葉通り確かな成長が感じられる走り。年齢を重ねてパワーアップしているのは間違いなさそうですし、前走以上のパフォーマンスを出せれば今回のメンバーなら勝ち負けになるのではないでしょうか。