松岡は2年間、福岡の主力として活躍 [写真]=清原茂樹 アビスパ福岡は7日、同クラブに所属するMF松岡大起が、ニケー・リーガ(スロバキア1部リーグ)のスロヴァン・ブラチスラヴァへ期限付き移籍することを発表した。なお、期限付き移籍期間は2026年6月30日までと伝えられている。
松岡は2001年6月1日生まれの現在24歳。サガン鳥栖U−18在籍時の2018年6月6日、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会でトップチームデビューを飾った。翌年6月、高校3年生にしてクラブ史上初のトップチーム昇格を果たすと、鳥栖では3年間にわたって活躍し、2021年8月に清水エスパルスへ完全移籍。2022年1月は日本代表にも選出された。
2023年3月にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のグレミオ・ノヴォリゾンチーノへ期限付き移籍し、自身初の海外挑戦を果たしたが、同クラブで出場機会は得られず、期限付き移籍期間満了後にはアビスパ福岡へ完全移籍した。福岡では加入初年度から定位置を確保。2025明治安田J1リーグでは、全38試合中36試合のピッチに立ち、1ゴールを挙げていた。
期限付き移籍に際し、松岡はクラブを通して次のようにコメントを発表。感謝の言葉とともに、欧州での飛躍を誓った。
「この度、海外移籍をする決断をいたしました。皆さんに直接ご挨拶できず、文面での挨拶になり申し訳なく思っております。チームとして開幕直前、目標に向かって進んでいるなかでの決断となり、簡単な選択ではありませんでしたが、その想いを尊重してくださったクラブには心から感謝しています。ブラジルに移籍し、挑戦した時、サッカー選手として全く試合に出場することができず、自分の価値や存在意義を見失いかけるほど、悔しく苦しい時間を過ごしました。そのような中で、いち早く声をかけ、手を差し伸べてくれたのがアビスパ福岡でした僕を必要としてくれ、受け入れてくれたアビスパ福岡、選手、監督、コーチングスタッフ、そしてスポンサー企業・ファン・サポーターの皆さんには、感謝してもしきれません」
「皆さんの前でプレーする中で、失っていた自信を取り戻し、もう一度サッカーを心から楽しむことができました。感動と勝ちに拘りながら過ごした日々が、今の新たな自分を作ってくれたと強く感じていますし、僕にとってその時間はかけがえのないものです。毎試合ピッチに入る前に感じた温かい拍手。自分の名前を呼び、チャントを作って歌ってくださった事。雁の巣で交わしたハイタッチ。その一つひとつが、僕にとって何よりの力でした。悔しい経験もありましたが、それ以上に、忘れられない素晴らしい思い出をたくさんいただいた2年間でした」
「自分の日常として、当たり前だった光景がそうではなくなることに、大きな寂しさを感じています。それだけアビスパ福岡が、自分にとって特別で、たくさんの愛を注いでもらっていた場所だったのだと、改めて実感しました。いつどうなるかわからないサッカー人生。今回の挑戦は、自分の夢を叶える為のラストチャンスだと思っています。アビスパ福岡で学んだこと、感じたこと、そして皆さんからもらった想いを胸に、全力で、自分らしく、最後まで挑戦してきます。心から感謝しています。本当にありがとうございました」
松岡の新天地となるスロヴァン・ブラチスラヴァは、ニケー・リーガ最多優勝回数を誇るスロバキア屈指の名門として知られる。現在はニケー・リーガ7連覇中で、今季も18試合を終えた段階で首位に立つ。今季は国内リーグだけでなく、カンファレンスリーグ(ECL)の本大会にも出場していたが、リーグフェーズを36チーム29位で終え、敗退が決定。残るシーズンは国内の戦いのみとなっている。