
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):ジャンプ>◇7日◇女子個人ノーマルヒル決勝◇プレダッツォ・ジャンプ競技場
初出場の丸山希(27=北野建設)が今大会の日本選手メダル1号となる銅メダルを獲得した。同種目での日本勢の表彰台は、18年平昌五輪で銅メダルだった高梨沙羅以来2大会ぶり2人目。「苦労した4年間だったので、ここでまさか初日で取れると思ってなかったですけど、ノーマルヒルで銅メダルを取ることができてすごくうれしいです」と目を潤ませながら喜びを口にした。
1本目で97メートルを飛び、1、2位と僅差の3位につけると2本目は100メートルと距離を伸ばした。会心の2本目にガッツポーズで喜びを表現し、高梨沙羅らと抱き合った。後続に逆転され、金メダルはならなかったが「やっぱりノーマルヒルは僅差になると思っていたので、ほんの少しのミスがメダルの色が変わってくるかなと思ってたので、ずっと積み重ねてきたことが今日の2本出せて良かったかなと思います」と接戦を振り返った。
今季大ブレークのニューヒロインが五輪デビューを果たした。昨年11月22日のW杯個人開幕戦リレハンメル大会で初優勝を果たすと、一気に3連勝。6勝まで積み上げて、W杯個人総合では日本勢最高の2位で、4年に1度の祭典に乗り込んだ。
4年前に大ケガで逃した舞台に立った。21年10月の全日本選手権(札幌市大倉山ジャンプ競技場)で着地の際に転倒。左膝前十字靱帯(じんたい)断裂、外側半月板損傷、大腿(だいたい)骨脛骨(けいこつ)骨挫傷と診断された。前回の22年北京五輪開幕まであと約3カ月半の悲劇だった。
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リハビリを乗り越えて、22年8月に試合復帰。最初は恐怖心と戦いながら、世界に返り咲くと、負傷前より成長して、夢だった五輪で戦った。
「この4年もそうですけど、そのケガをする前までの道のりも含めて本当にいろんな人がここに来るまでに支えてくださった方が居るからこそ、今日こうしてメダルを取ることができたので、1人1人に感謝を伝えたいなと思います」。女子ジャンプ界のニューヒロインは優しく笑った。
◆丸山希(まるやま・のぞみ)1998年(平10)6月2日生まれ、長野・野沢温泉村出身。小学4年でジャンプを始める。飯山高、明大をへて21年北野建設入り。W杯は18年12月リレハンメル大会でデビューし、個人通算137戦出場、優勝6度、表彰台15度。世界選手権は19年ゼーフェルト大会から4大会連続で出場。家族は父と兄、姉。
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