
そもそも結婚したら、老後の不安はなくなるのでしょうか?
「結婚と老後の関係」と「老後の安定につながるもの」について紹介します。
結婚したら老後は安心……というわけではない
そもそも、女性が結婚したからといって、老後は安心できるとは限りません。その理由は、下記の2つが考えられます。・パートナーが自分より長生きする保証はない。
・結婚相手が同世代や年上の場合は、平均寿命を考慮すると、女性の方が夫を看取る確率が高い。
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もちろん結婚相手がお金持ちで、夫を看取った後、自分の介護はプロに頼めるほどの金銭的な余裕が作れる場合は、結婚することが老後の安心につながる可能性はあります。
ただし、夫のビジネスがいつ急変するかは分かりません。お金持ちだと思って結婚したものの、事業が失敗して借金だらけになる、なんてことも無きにしもあらず、なのです。
「子ども=老後保障」は幻想に近い
結婚して子どもができれば、老後の面倒を見てもらえると期待する人もいるでしょう。でも実際は、下記の理由で期待通りにいかないことも少なくありません。・子どもが授かるか分からない。
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・子どもは自分の生活だけで精いっぱいで、介護をする余裕がないこともある。
・子どもと価値観が合わず、疎遠になってしまうこともある。
つまり、子どもがいれば頼りになるとは限らないのです。
結局のところ、結婚したところで必ずしも老後が安心できるわけではありません。ただし、誤解しないでいただきたいのですが、結婚は“人生を共に歩みたい相手”がいる人にとっては、「豊かにする」もの。意味がないことではありません。
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本当の「老後の安定につながるもの」とは?
では、実際に何が「老後の安定と幸せ」につながるのでしょうか? 例えば、次のようなものがあると、幸せ度は上がります。(1)ある程度の貯金
老後が不安だからといって無理に「結婚を目指す」よりも、「働いてお金を貯める」方が建設的かもしれません。例えば、金銭的な理由で好きではない人と結婚して、家庭で相手の世話をする生き方を選ぶより、外で家事代行の仕事をする方が、精神的にも楽で、幸せな場合もあります。
現代は熟年離婚が増えていますが、「老後は別々の人生を歩みたい」「一人でいた方が精神的にも楽」だと考える人は意外と多いのです。
(2)健康
体が資本なので、できる限り、健康であることを心がけることが大事。いろいろな知識を身につけ、自分に合った食事、運動などを見つけることが大切です。(3)気心知れた友人
近所に気心知れた友人がいると、助け合えることもあります。一緒にいると安らげて、話の合う友人がいると、老後も楽しみが増えるでしょう。(4)生きがいや趣味
生きがいや好きな趣味があると、自分の内側から力が湧き出て、元気でいられることは多いもの。毎日楽しく過ごすことが、何よりも大事なのです。(5)人に好かれる性格
誰もが一人では生きていけないので、時に支えてもらう必要が出てくることもあります。そんな時に、普段から周りの人たちに親切にして、好かれていると、助けてもらいやすくなるでしょう。つまり、老後を豊かに過ごすためには、対策方法を1つに絞らず、いろいろな選択肢を持っておくことが大切なのです。
「不安」を材料にして人生を決めないこと
人生において、「不安だから選ぶもの」よりも、「ワクワクして選びたいもの」を大切にした方が幸せになりやすいものです。「将来が不安だから」といって選ぶ結婚は、本当にほしい環境ではないことも少なくありません。それで幸せになれればいいですが、実際は、「老後の安心を守ったはずなのに、心が満たされない」という結果になりやすいことも。
逆に、自分が本当に選びたくて選んだ人生の道は、納得できることが多いでしょう。
私たちは、人生を豊かにするために生きています。豊かさとは、「お金」だけに限りません。「幸せだと感じる心」も「楽しいと思う経験」も全て豊かさなのです。
そもそも「幸せでいたい」から、老後に不安を感じるもの。それなのに、不安を解消するために、“ワクワクしないもの”を選んで、幸せでいることを放棄してしまっては、元も子もないのです。
結婚は、手放しに不安を解消させるような“万能なもの”ではありません。場合によっては、むしろ大変な経験をすることもあります。
だから、やみくもに結婚に逃げようとせずに、今のうちからいろいろとワクワクするものを見つけて、老後も楽しめるような選択肢をいろいろと作っておきたいものですね。
(文:ひかり(恋愛・人間関係ガイド))
