
「スマートリングに興味はあるけど、リングの幅が大きくてダメ」「つけていることを忘れたいほど軽くて薄いものが欲しい」。そんな悩みを持つ人も少なくないと思います。
日本製のスマートリング「SOXAI RING 2」は、そうした課題に真正面から向き合った製品。実際に約1カ月間、使ってみて感じたのは、幅6.7mmという“世界最細”サイズと、最大14日間のバッテリー駆動時間が、単なるスペックではなく、日常生活の快適さを大きく左右するということでした。
SOXAI RING 2を手にした第一印象は、その小ささです。12月27日にセットアップしてから約1カ月間、ほぼ毎日つけっぱなしにしていますが、これまで指輪をあまりしていなかった私でも1日中装着できる、初めてのスマートリングになりました。
運転中やタイピングなど、日常生活の中では指輪がじゃまになるシーンは多いものです。実際、運転時にはハンドルに当たることもありました。ですが、これまで体験したリングの中で、一番違和感が少ないのです。タイピング時も、本気で作業していない時であれば問題なく、親指に装着することで固定性も向上しました。
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SOXAI RING 2を親指で固定できるのは、やはりこの細さのおかげ。これまで試したスマートリングは、幅が大きくて親指に固定できず、つけたり外したりすることが多かったです。
カラーバリエーションも豊富で、シルバー、マットシルバー、マットブラック、ピンクゴールド、ゴールドから選べます。私はピンクゴールドを選びました。理由は単純で「黒よりも主張が薄いので、視界に入りにくい」と考えたからです。
実際に装着してみると、その予想は正しかったようです。ピンクゴールドの色合いが肌になじみやすく、指に自然に溶け込む感覚があります。スマートリングは24時間つけるものだからこそ、視覚的なストレスが少ないことは意外と重要です。なお、ゴールドを選ぶこともできますが、これはSOXAI公式オンラインストア、Amazon、ビックカメラ、ヨドバシ・ドット・コム限定カラーとなります。
●1mmの差が体験に影響する理由
「リングほどの小さい製品になると、1mmや2mmの差が体験に影響してくる」。これはSOXAI RING 2の開発チームが語った言葉ですが、実際に使ってみて納得しました。
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私の場合、親指の第一関節から付け根までの長さは約25mm。そのような狭い場所に装着する製品だからこそ、わずかな幅の違いが快適さを大きく左右するのです。
さらに注目すべきは、SOXAI RING 2の細やかなデザインです。リング内部にはじゃまに感じない軽めの突起があり、リングの外側には筋状の印が施されています。これにより、ユーザーは自然と正しい位置に装着できるようになっています。
スマートリングはセンサーでデータを取得する仕組み上、指につける方向が決まっているため、こうした配慮は実は非常に重要なのです。もちろん、多少位置がずれていても、データ取得に大きな問題はありませんが、正しい位置で装着されていることに越したことはないわけです。
●睡眠モニタリングで「毎日の質の違い」が見える
SOXAI RING 2の真価は、睡眠モニタリング機能にあります。まずは1週間の通常運用で試し、その後、無呼吸オプションをオンにして検証しました。
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睡眠時間というのは、時間が違うだけではなく、質も毎日同じとは限りません。SOXAI RING 2を使うと、それがはっきりと見えるようになります。アプリには睡眠時間、睡眠効率、体調スコア、皮膚温度、心拍数など、多角的なデータが表示されます。
特に印象的だったのは、睡眠効率のグラフです。同じ7時間寝ても、ある日は90%以上の効率で、別の日は80%程度とばらつきがあります。これは、自分の睡眠の質が日々変動していることを示しています。
無呼吸オプションをオンにすると、睡眠中の呼吸異常を検出できるようになります。血中酸素の健康状態にわずかな変動が検出されると、「睡眠中の呼吸にわずかな乱れがある可能性がある」と通知されます。
実際に検出されたデータを見ると、夜中の1時50分から8時22分の睡眠時間の中で、複数の呼吸異常が記録されていました。呼吸速度は11rpm、平均酸素レベルは96%という具体的な数値も表示されます。
ただし、無呼吸オプションはバッテリー消費が大きく、通常時より30〜50%ほど多く消費します。そのため、自分の無呼吸の具合を把握したら、バッテリーのためにオプションをオフにすることをお勧めします。
●「毎日見返さなくてもいい」という自由さ
SOXAI RING 2を使っていて気づいたのは、毎日データを確認する必要はないということです。
スマートリングは継続的に体調やストレスの状態をモニタリングしています。その意味では、毎日見返さなくても、データを取り続けることに意味があるのです。月単位、週単位で見返して、自分の体調パターンを把握する。そのくらいのペースで十分です。毎日一喜一憂しても仕方がないですからね。
だからこそ、ストレスなく長期間つけていられることが何よりも大事なのです。つけていることを忘れるほどの軽さと薄さが、SOXAI RING 2の最大の強みだと感じます。
なお、SOXAI RING 2の発売に合わせて、アプリもアップデートされ、別アプリになって登場しています。つまり、UI(ユーザーインタフェース)の改善、新機能の追加など、継続的な改善が行われているということです。
●「睡眠負債」とは何か?
アプリの「体調スコア」機能も秀逸です。週単位で体調スコアを表示し、「注意」「良い」「とても良い」「素晴らしい」という4段階で評価されます。
日々の変化が記録される皮膚温度のデータも興味深いです。体温調節や血流の状態が反映されるため、自分の体の状態を客観的に把握できるようになります。
さらに注目すべき機能が「必要睡眠時間との比較」です。実際に確保できた睡眠時間と、理想的な体調を維持するために必要な睡眠時間を比較できます。
グラフを見ると、ある日は11時間も寝ているのに対し、別の日は3時間17分と大きなばらつきがあります。必要睡眠時間との差が大きい日が続く場合、睡眠不足が蓄積します。健康を保つために、睡眠時間を増やすことを検討する必要があるわけです。
「睡眠負債」とは、必要な睡眠時間に対して実際の睡眠時間が不足し、その状態が積み重なることで生じる心身への負担を指します。SOXAI RING 2のアプリでは、過去1〜2週間の睡眠時間データを基に睡眠負債を計算し、慢性的な睡眠不足を自動的に把握できます。これにより、ご自身の睡眠状況を一目で把握し、適切な睡眠負債の見直しに役立ちます。
●スマートリングの新しい選択肢
SOXAI RING 2は、シャープの技術支援を受けて、日本の福島県の工場で製造されています。シャープの製造技術と徹底した品質管理体制に基づいているため、品質面の不安はないでしょう。
そして幅6.7mmという世界最細サイズは、単なるスペックではなく、日常生活の快適さを実現する設計思想の表れ。1mmの差が体験に影響するというのは、開発チームが細部にこだわった証だと感じます。
なお「SOXAI」という名前には、ユーザーの無病息災を願う思いが込められているとのこと。単なるガジェットではなく、ユーザーの健康を真摯(しんし)に考えた製品設計が感じられます。
睡眠モニタリング、体調スコア、皮膚温度、心拍数など、多角的なデータを継続的に取得できる価値も大きいです。毎日確認する必要がなく、月単位で自分の体調パターンを把握できるという自由さは、他のスマートリングにはない魅力です。
「スマートリングに興味はあるけど、つけていることが気になる」「リングの幅が大きくてダメだった」という人には、SOXAI RING 2をお勧めしたいです。なにしろ、指輪をほとんどしない私が1カ月間、ほぼ毎日つけっぱなしにできた。それが、SOXAI RING 2の実力を最も雄弁に物語っているのではないでしょうか。
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