
女子高校生にわいせつな写真や動画を送らせ、拡散したなどとして、全国屈指の野球の強豪校・日大三高の野球部員2人が書類送検されました。動画は数十人に拡散された可能性があるということです。
【写真で見る】「スマホの制限を解除しようと思っていたが…」40代の父親
■わいせつな動画拡散か 日大三高の野球部員を書類送検
2025年、夏の甲子園で準優勝した日本大学第三高校。
わいせつな動画の拡散は、その夏の大会の前後で行われていたとみられます。
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そして、発覚のきっかけとなったのは、その数か月後の2025年10月、15歳の女子高校生の家族からの相談でした。
女子高校生(15)の家族
「娘のわいせつな動画が拡散されているようで心配だ」
警視庁によりますと、17歳の野球部員は、2025年春ごろ、女子高校生にわいせつな動画や写真を撮らせて送信させたうえ、動画の一つを16歳の野球部員に提供します。
そして、その16歳の部員が動画を別の部員に送信したとみられていて、2人は児童ポルノ禁止法違反の疑いで、12日に書類送検されました。
野球部員は、女子高校生に「絶対に消すから」と伝えていましたが、その後、動画は部内で拡散され、数十人規模が見た可能性があるとされています。
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記者
「野球部員らはLINEなどを使って、女子高校生のわいせつな動画を拡散させていたということです」
■「加害者になってしまったら…」街の人に聞くと
部員たちの間で広まった動画や写真。子どもや保護者は…
4月から娘が高校生 父親(40代)
「娘がネットを見る制限をスマホ上でしているが、そろそろ高校生なので解除しようと思っていたが、厳しいのかな。真っ先に思ったのが加害者になった時どうしよう。そっちの方が心配」
高校生の娘
「可哀想だと思うし、自分がやられたらいやだ。危ないことには手を出さないように。変な広告とか。詐欺とか」
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高校生の娘を持つ父親(40代)
「娘も不安な部分は突っ込まないようにして欲しい。何かあれば、家族のコミュニティで相談してもらいたい」
一方、子どものSNSには、目が届きにくいといいます。
高校生の娘を持つ父親(40代)
「行き届いていない。行き届くというのに語弊があるかな、プライバシーもあるし。本人と信用し合えるような関係を築くのが大事だと」
■“最初は仲間内で共有” 大人の目が届きにくい子どものSNS
専門家は、大人の“目の届きにくさ”を指摘します。
子どもの性被害に詳しい 追手門学院大学・櫻井鼓 教授
「子どもっていきなり公共のSNSにはあげてないのかなと思う。仲間内の子のSNS、この中で共有を始めてっていうところがスタートになっているので、ある程度拡散したりとか、大人が気づくのが後手後手になりやすい」
そして、罪の意識が薄いまま拡散させ、深刻な事態になるケースが相次いでいるといいます。
子どもの性被害に詳しい 追手門学院大学・櫻井鼓 教授
「画像の拡散というのは、もう永遠に消えることがないかもしれないという思いがあるので、被害に遭った子どものメンタルヘルスにすごく悪い」
今回、動画の外部への流出は確認されていないということですが、男子部員2人は警視庁の調べに「やってはいけないことをやってしまった。謝罪したい」などと話しているということです。
日大三高は野球部の活動を休止し、「ご心配をおかけしてしまい申し訳ございません。生徒たちの処分については今後、検討していきたい」とコメントしています。

