【市川美余】フォルティウスは2戦目で改善の兆しあり ショット率は80%台後半に引き上げを

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2026年02月13日 14:12  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

市川美余氏(2025年11月撮影)

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):カーリング・日本−デンマーク>◇女子1次リーグ◇12日◇コルティナ・カーリング五輪競技場


日本代表フォルティウスがデンマークに7−10で黒星を喫し、2連敗スタートとなった。第10エンド(E)で7−7の同点に追いつき、延長11Eに持ち込むも、勝利に届かなかった。現地時間の同日に行われた初戦のスウェーデン戦では4−8の完敗を喫した。


   ◇   ◇   ◇


日本代表フォルティウスは、まだちょっと表情が硬いと感じる。初戦のスウェーデン戦は、投げ手も、スイーパーのジャッジもずれがあった。2連敗した初日はショット率がチームで76%だった。これを80%台後半に上げることが、勝利を呼ぶ指標になるだろう。


その中でもデンマークとの2戦目は、良くなる兆しもあった。第4Eで1−4とリードされたのは初戦と同じ。そこから巻き返した。第5E、第7Eはともに2点。吉村選手は投げ手として得意にしているランバック(石をぶつけて違う石に飛ばすプレー)も決めた。相手のミスにつけ込む形で、第8Eで同点にした。セカンド小谷選手のセットアップがよく、初戦と違って点差が離れてそのまま敗れることはなかった。


前半は強豪との対戦が続く。1次リーグ折り返しまで3試合、14日スイス戦と米国戦、15日韓国で2勝を挙げたい。そのためには前半でビッグエンド(3点以上)をつくらせないこと、そしてスチール(不利な先攻での得点)させないことが大切になる。チームとしてはタップ(投げた石で、違う石を押す)を使うことが特長だ。タップのウエートと幅(コース)が合ってくれば、展開も違ってくるだろう。最終10エンド、最後の石で勝敗がひっくり返るような状況まで持ってくれば、何が起こるかわからないのが、カーリングだ。


昨年12月の世界最終予選で、選手は自信があふれ出るような生き生きした表情でプレーしていた。チームとして崖っぷちをくぐり抜けてきた粘り強さもある。せっかくの五輪舞台。いい流れを引き寄せて波に乗って欲しい。(元日本代表サード)

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