【フィギュア】なぜ“りくりゅう”は刃こぼれ騒動を回避できたのか…「かなり注意していた」

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2026年02月15日 02:18  日刊スポーツ

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フィギュア団体で銀メダルを獲得し、笑顔で表彰台に上がる日本の選手たち。ここで刃こぼれ問題が発生した(26年2月8日撮影)

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇ペア公式練習◇14日(日本時間15日)◇ミラノ・アイススケートアリーナ


【ミラノ=松本航】ペアで日本勢初の表彰台、金メダルの最有力候補に挙げられる三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が、替えの靴で表彰式に参加した経緯を明かした。


15日(日本時間同16日)の個人ショートプログラム(SP)に向けて、本番会場で調整。スロー3回転ルッツを着氷させるなど、2大会連続銀メダルを獲得した団体からの好調ぶりを維持した。団体では表彰台に登壇した選手たちのスケート靴のブレード(刃)に刃こぼれが起きる騒動があった。


だが、三浦、木原組は替えの靴を履いていたことで危機を回避。五輪に靴3足を持ち込んだ木原は「ほとんど傷つくことはないと思っていました。ただ、本当に万が一、念のためという思いで璃来ちゃんにも指示を出していた。そこは替えておいて良かったと思いました」と振り返った。


22年北京五輪団体で氷上での表彰があった際に、ブレードが少し傷ついた経験をしたという。木原は「本当に少しだけ。普通の選手なら、あまり気にならないことだったと思います。ただ、とにかく同じ状態をキープしたい。普段からそういうことを気にしすぎているタイプなので、今回、たまたまそれが生きたと思います」と教訓を生かした。


普段は1大会が終わるごとに研磨をしているが、三浦は「特殊ですよね。団体と個人があるから」と五輪特有の日程を考慮した。木原は「かなり注意はしていました。そこは、もうちょっと(他の選手にも)共有できたら良かった。本当に申し訳なかったと思います」とも口にした。


基本的には起きないトラブル。それをも上回る準備で動揺することなく、いよいよ個人の戦いに向かう。


◆ブレード スケート靴に装着する金属の刃で、氷との接地面にあたる部分はエッジと呼ばれる。フィギュアの場合はつま先にギザギザとした部分(トーピック)があり、トーループ、フリップ、ルッツを跳ぶ際に用いられる。ブレードを研ぎ、小さな溝を整えるのが研磨。

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