【アルペン】10カ月前に重傷で引退危機「タイガー」ブリニョネ2個目の金メダル「何てことだ」

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2026年02月16日 15:21  日刊スポーツ

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女子大回転で金メダルを獲得したイタリアのフェデリカ・ブリニョネ(ロイター)

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):アルペン>◇アルペンスキー女子大回転◇15日◇トファーネ・アルペンセンター


イタリアの「女王」フェデリカ・ブリニョネ(35)が女子スーパー大回転に続き、女子大回転でも金メダルを獲得した。


2本合計2分13秒50で優勝。大回転では18年平昌五輪の銅、22年北京五輪の銀に続く五輪メダルとなった。両手を高々と上げ、満面の笑み。地元開催の祭典で最高の成績を残した。イタリアRAIのインタビューで「本当に言葉がでない。もう何も理解できない。ゴールラインを越えて、みんなの歓声が聞こえて『何てことだ、このレースでも優勝できたなんて信じられない』と叫んでしまった」と感慨に浸った。


昨年4月3日、シーズン最終戦として臨んだイタリア選手権での大回転に出場。2本目でゲートをまたいで激しく転倒した。ヘリコプターでトレントの病院に搬送され、左足の脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)の骨折と十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負って手術を受けた。さらにヒザの脱臼、半月板損傷まであったという。通常なら復帰まで2年以上かかる負傷だったそうだ。ブリニョネは「もう2度とちゃんと滑ることができるのか分からなかった。足に体重をかけることができなかった」と振り返る。


現役引退の危機に陥ったが、母国での五輪出場の希望を捨てなかった。五輪開幕の72日前に競技復帰し、ワールドカップ復帰は1月中旬とギリギリだった。ブリニョネは「私の人生は変わらない。今日も、これからも。これが私であり、これからもずっと私であり続けます」と笑顔。愛称は「タイガー」でヘルメットにも虎をプリントしている女王が地元五輪を最高潮に盛りあげていた。

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