画像提供:マイナビニュースヤマハ発動機は2月18日、東京都江戸川区のカヌー・スラロームセンターで新型スポーツ電動アシスト自転車「CROSSCORE RV」のメディア向け試乗会を開催した。
今回新たに投入される「CROSSCORE RV」は、街中での利便性とオフロードの走破性を高次元で融合させたマルチパーパスモデルだ。実際に試乗してみた結果、これがもう……とんでもなく快適……! ということで、その詳細を以下にて。
○街乗りユーザーの本音から生まれた「SUVのような一台」
この日の事前説明会に登壇したeBikeビジネス部の佐藤氏は、「CROSSCORE RV」開発の背景について次のように語った。
「現行モデルのユーザーを分析すると、単なる移動手段ではなく、移動そのものを楽しみ、日常に刺激を求めている方が非常に多いことがわかりました。また、オフロード向けモデルを街中で使い、スタンドを後付けして実用的に乗っているという声も多く頂いていました」
こうした「本格的な走行性能は欲しいが、日常での使い勝手も譲れない」という本音に応えるため、「CROSSCORE RV」はオンロードでの軽快さに、本格的なオフロードパーツを組み合わせることで、フィールドを選ばず自由に走れる「SUVのような一台」を目指したという。
その他の技術的な特徴については追々触れていくとして、まずは実車から見てみよう。気になる「CROSSCORE RV」の実物がコチラ!
あらヤダッ……。めっちゃカッコいいんですけど……!
高いスペックを誇りながら、なんてファッショナブルなのでしょう……。
カラーは「コスミックブラック」。光沢のあるブラックのフレームに真鍮カラーのグラフィックをあしらっているそうで、陽光の下ではダークネイビーにも見える。ベージュで統一したサドルやグリップ、タイヤウォールの色ともかなり好相性だ。
プロダクトデザイン部の寳田氏は、「ハイスペックでありながら、それを感じさせない『気軽な冒険』がカラーコンセプト。スーツでの通勤から週末のアウトドアファッションまで、どんなシーンにも馴染むレトロモダンなイメージを表現しています」と語る。
ここに、アクセサリーのフェンダーやキャリアを装着すれば……
はい、この通り。似合ってるな〜。デイキャンプやツーリングといったアウトドア遊びへの対応力もグッと高まる。岸釣りなんかにもかなり使えそうだ。
そして実際、「CROSSCORE RV」でオフロードを走ってみたのだが……
驚くほど快適! 力強いアシストでオフロードも坂道も軽快に走れるし、芝の上でもグッと踏み込めば時速20kmくらいには簡単に到達する。安定感も抜群で、砂利道の悪路だろうと恐怖心はまったく感じない。
クッション入りのサイクルパンツを履いていなかったので、さすがに振動は伝わってきたが、少し腰を浮かせばまるで問題なし。グリップへの衝撃はサスペンションがきれいに吸収してくれているし、ハンドルもかなり広めに取られているので、リラックスして体重を預けられた気がする。
整備されたオンロードの走り心地はとんでもなく滑らかで、もはやスケートリンクの上でも走っているかのよう……と言ったら大げさかもしれないが、少なくとも自転車でここまで快適な乗り心地を経験したのは初かもしれない。
これはいい……。これはいいぞ、超気持ちいいぞ……!
最後に技術的な部分について補足を。心臓部には軽量&コンパクトながらパワフルなアシストを実現するドライブユニット「PWseries S2」を搭載。e-MTBのフラッグシップモデル「YPJ-MT Pro」譲りのパーツも惜しみなく投入されているという。
佐藤氏はそのスペックについて、「ドライブトレインにはSHIMANO製12速を採用し、リアカセットは10-51Tというワイドなギア構成にしました。これにより急坂も難なく走れます。ブレーキはマグラ製を採用し、安定した制動力とコントロール性を実現しました」と説明。サドルの高さを瞬時に調整できるドロッパーシートポストも実装されている。
また寳田氏によると、「ダウンチューブは1本に見えますが、内部は左右2本に分かれた『ツインチューブ構造』になっています。モーターサイクルのフレームがエンジンを抱えるように、ツインチューブがバッテリーを挟み込む構造。この高い剛性と強度があるからこそ、本格的なオフロード走行にも耐えられます」とのことだ。
オンロードとオフロード。日常と非日常。その境界線を軽やかに飛び越える新モデル「CROSSCORE RV」。発売は3月7日。SUVが自動車のスタンダードになったように、一度そのマルチな魅力を体感したら、もう後戻りはできないかも。(猿川佑)