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2026年02月27日 18:01 ITmedia PC USER

ASUS JAPANは2月25日、ノートPCの新製品を発表した。同日に行われた発表会では、16型の大画面で約1.2kgの軽量設計を実現したノートPC「ASUS Zenbook SORA 16(UX3607OA)」を始めとして、14型の「ASUS Zenbook SORA 14(UX3407NA)」、Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)搭載の「Zenbook S14」「Zenbook DUO」、アクションカメラとのコラボレーションモデル「ProArt GoPro Edition」、ROG(Republic of Gamers)ブランドの設立20周年記念モデル「ROG Flow Z13-KJP」などが披露された。
この記事では、発表会で披露された主要な製品を紹介していく。
●Zenbook SORA 16:16型の大画面で約1.2kgの軽量設計
Zenbook SORA 16(UX3607OA)は、ピーク性能が80TOPS(毎秒80兆回)のNPUを統合したQualcomm製SoC「Snapdragon X2 Elite Extreme」を搭載する16型ノートPCで、Copilot+ PCに準拠する。直販価格は33万9800円で、3月25日に発売する。
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もともと、Zenbook SORAは日本市場をメインに据えて開発されたシリーズだ。「CES 2025」でグローバル向けに「Zenbook A14」として発表された14型モデルを、日本では「Zenbook SORA」という独自の名称で2025年2月に投入し、学生を中心に支持を集めた。
「CES 2026」で発表された新型では、14型の「Zenbook A14」に加えて16型の「Zenbook A16」も用意された。日本ではZenbook A16もZenbook SORAブランドで展開することになり、画面サイズを付けて区別することになったという。
SORA 16の最大の訴求点は、16型ノートPCとしてZenbook史上最軽量の約1.2kgを達成したことだ。ASUS JAPANの藤原拓馬氏(広報マネージャー)は、「通常、16型モデルは1.5〜2kgほどの重量になるが、(SORA 16は)本体だけでなく内部パーツも“一から”開発し直して、素材や質量を見直した結果、(従来の)14型モデル並みの軽さを実現した」と説明する。
ボディーの天板/パームレスト面/底面には、セラミックとアルミニウムを融合したASUS独自素材「Ceraluminum(セラルミナム)」を採用した。同一サイズの従来モデルと比べると約30%軽く、強度は3倍に向上したという。陶器のような手触りで指紋や汚れが付きにくく、100%リサイクルにも対応した。
軽量設計だが、MIL-STD-810H(MIL規格)に定める耐衝撃性能も有している。海外ではザブリスキーベージュとアイスランドグレーの2色展開だが、日本ではザブリスキーベージュのみの展開となる
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ディスプレイは2880×1800ピクセル解像度の16型有機ELパネルを搭載した。リフレッシュレートは最大120Hz、輝度は最大1100ニト、DCI-P3の100%カバーというスペックだ。ブルーライトの放出量は、同等スペックの液晶パネルと比べて約70%少ないとしている。
先述の通り、SoCはSnapdragon X2 Elite Extremeを搭載している。Armアーキテクチャで初めて、最大5GHz駆動に対応したCPUコアを備えており、その数は従来の12基から18基に増えている。NPUのピーク性能は80TOPSで、Copilot+ PCの要件の2倍の性能を備える。
発表会に登壇したクアルコムシーディーエムエーテクノロジーズの井田晶也氏(コンピュート事業統括本部長)は、「1秒間に80兆回の演算が可能で、従来の『Snapdragon Xシリーズ』と比べて約78%処理能力が向上した」とする。メモリは48GB(LPDDR5X規格)、ストレージは1TBのSSD(PCI Express 4.0接続)を搭載する。
バッテリー容量(定格値)は70Whで、駆動時間は最長約22時間(メーカー独自基準)となっている。ACアダプターを外した状態でもパフォーマンスの低下が少ないことも特徴で、井田氏は「(Snapdragonは)携帯電話向けのプロセッサをルーツとしているので、電源を抜いて使うことが通常の使い方という設計思想がある」と、その理由を語った。
インタフェース類はUSB4端子×2、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子、HDMI出力端子、SDメモリーカードリーダーを備える。ワイヤレス通信ではWi-Fi 7(IEEE 802.11be)にも対応している。
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OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Microsoft 365 Personal (24ヶ月版:Office Home and Business 2024 オプション付き)のライセンスも付属する。
●Zenbook SORA 14:約990gの軽量設計で約33時間駆動
Zenbook SORA 14の新モデルは、SoCとしてSnapdragon X2 Eliteを搭載する。このSoCもNPUのピーク性能は80TOPSで、Copilot+ PC準拠だ。メモリは32GB(LPDDR5X規格)で、ストレージは1TB SSD(PCI Express 4.0接続)だ。ディスプレイは1920×1200ピクセル解像度の有機EL(最大60Hz駆動)となる。
バッテリー駆動時間は最長約33時間と、先代モデルより長くなったが、重量は約990gと先代の上位モデルから10gプラスにとどめている。ボディーカラーはアイスランドグレーとザブリスキーベージュの2色で、直販価格は25万9800円だ。
なお、先代モデルのうち、Snapdragon Xを搭載する「UX3407QA」についてはエントリーモデルとして販売が継続される。直販価格はOfficeなしモデルが17万9800円となる。
●なぜSORAに16型モデル?
なぜ、Zenbook SORAに16型モデルが追加されるのか――ASUS JAPANのレオン・チャン氏(コンシューマービジネス事業部 ノートPCプロダクトマネージャー)は初代モデルの購入者調査のデータを示した。
データによると、初代の購入者で一番多かったのが「学生」で、調査対象の約15%を占めた。学生のうち、大学生/大学院生が約79%だったという。これはこれで“狙い通り”なのだが、今回は新モデルはビジネスパーソンやクリエイティブの現場にも訴求したいとのことで、大画面を求める傾向にあることから16型を追加したとのことだ。
なお、ASUS JAPANはZenbook SORAシリーズが対象の「新生活応援キャンペーン」を4月12日まで開催している。
同シリーズを期間中に購入した上で、4月30日までに応募すると、1万円相当のデジタルギフトがもらえる。学生については、1万円分が追加でもらえる。
Zenbook S14の新モデル(UX5406AA)は、Intelの最新CPU「Core Ultra 9 386H」を搭載している。既存モデルと同様に天板にCeraluminumを採用していることは変わりないが、そのデザインを一新してスッキリとしている。ボディーの最薄部は約11.9mm、重量は約1.2kgとなる。
3K(2880×1400ピクセル)解像度の有機ELディスプレイ(最大120Hz駆動)は、タッチ操作にも対応する。本体カラーはスカンジナビアンホワイトと、新色アントリムグレーの2つから選べる。
直販価格は37万9800円で、2月26日から予約を受け付けている。発売は3月18日の予定だ。
●Zenbook DUO:Core Ultra X9 388H搭載の2画面クラムシェル
デュアルディスプレイが目を引くZenbook DUOの新モデル(UX8407AA)は、Core Ultra X9 388Hを搭載することでパワーアップを果たした。2基搭載された3K(2880×1400ピクセル)有機ELディスプレイは、180度フラットに開けるようになった。
バッテリーはデュアルセル方式で合計99Whと大容量で、1画面使用時の動画再生時間は最長約19.2時間(独自基準での計測値)。付属のBluetoothキーボードとスタイラスペン(ASUS Pen 3.0)を含めても、約1.65kgに収まる。
直販価格は49万9800円の予定で、3月下旬以降に発売する。
●ProArt GoPro Edition:GoProコラボの360度コンバーティブルモデル
ProArt GoPro Edition(PX13)は、アクションカメラブランド「GoPro」とのコラボレーションモデルだ。AMD製のハイエンドAPU「Ryzen AI MAX+ 395」に128GBのユニファイドメモリを搭載し、システムメモリとグラフィックスメモリーを柔軟に割り当て可能だ。
GoProデザインの天板やブルーのキーボードバックライト、ファンクションキーから「GoPro Player」を起動できるホットキーを備える。
ディスプレイは2880×1800ピクセルの13.3型有機ELディスプレイで、タッチ操作とペン入力に対応している。本体重量は約1.39kgだ。
12カ月分の「GoPro Premium+」サブスクリプションも付属して、直販価格は64万9800円となる。
● ROG Flow Z13-KJP:コジマプロダクションとのコラボゲーミングPC
ROG Flow Z13-KJP(GZ302EAC)は、ROGブランドの20周年を記念したコジマプロダクションとのコラボレーションした2in1ゲーミングノートPCだ。
ROGノートPCとしては初めてのカーボンファイバー天板のデザインは、アートディレクターの新川洋司氏が手がけた。APUはRyzen AI MAX+ 395で、128GBのユニファイドメモリを搭載している。
ディスプレイは2560×1600ピクセルの13.4型「ROG Nebula Display(液晶)」で、最大180Hz駆動とタッチ操作に対応する。カバーガラスにはCorningの「Gorilla Glass 5」を使っている。
日本では「日本語キーボードモデル」と「米国英語(US)キーボードモデル」の2種類が用意されており、直販価格はいずれも73万9800円となる。3月6日に発売する予定だ。
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