
コメはいつ、安くなるのでしょうか。先ほど農水省が発表したスーパーでの平均価格は先週より4円安くなって5キロあたり4118円でした。依然、コメ価格は歴史的な高止まりとなっていますが、現場では政府の政策への不安が広がっています。
横浜市のスーパーをきょう訪ねてみると、並ぶコメは、ほとんどが4500円以上です。
「高止まりだなと思っています、下がらないね」
「全然下がってる気がしないですね。ちょっと負担ですよね」
高止まりで家計を圧迫するコメ。農水省が先ほど発表したコメの小売平均価格は先週より4円だけ値下がりし、5キロで4118円でした。2週連続でわずかに値下がりしたものの、去年より4.5%高く、依然、消費者の負担感は重いままです。
セルシオ和田町店 鶴田英明 店長
「まだ高止まりが続いてるという状況。店頭価格が下がるだろうという期待感で買い控えが少し起きている」
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しかし、その一方で、千葉県でコメの生産と卸売りを手がけるこちらの業者。悩ましげに見つめていたのは、コメの業者間の売買価格表です。
米のたけやま 伊藤享兆 社長
「まだまだ(価格が)下がっていくんだなと」
主に扱う銘柄の業者間での取引価格は、去年11月から今月にかけ、およそ2割も値下がりしていたのです。
米のたけやま 伊藤享兆 社長
「お米の流れが悪すぎて、損切りや安くても販売しようという流れ」
倉庫内は行き場をなくしたコメが積み上がっています。先ほど発表された民間在庫の水準は前の年より92万トン多く、「だぶつき」が鮮明です。
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なぜ、それでも店頭価格は下がらないのか?専門家は…
宮城大学 大泉一貫 名誉教授
「(業者間の価格の)下がり幅が大きくないと小売価格に反映しない」
その上で不透明感を高めているのは、国による「備蓄米」の買い入れだと指摘します。
宮城大学 大泉一貫 名誉教授
「26年産米の備蓄米の買い入れ。政府が大体落としどころとして、どの程度の水準を考えているのかわからない」
政府は備蓄米の買い入れを再開し、およそ21万トンを調達する方針ですが、例年は1月下旬から行われる買い入れが、いまだに始まらないまま。けさ、鈴木農水大臣は…
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鈴木憲和 農水大臣
「作付意向なんかの調査も行っております。様々な調査を行った上で条件が整い次第、できる限り速やかに公告をしたい」
政府がいくらで買うのか方針が見えないため、現場では様子見が続いています。
米のたけやま 伊藤享兆 社長
「(政府の)アクションがない。価格もそれに伴って変動しますし、翌年の生産量にも影響してくる。そこはかなり私達も不安というか、もっと早く先を示して頂きたい」
在庫はあってもコメ価格が高止まりする中、備蓄米の買い入れを手始めに政策が試されることになります。
