【イスラエルから中継】ミサイル警戒で街中で避難呼びかけるサイレンも... ハメネイ師殺害でイラン革命防衛隊「かつてない激しい報復攻撃を行う」

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2026年03月01日 18:35  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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「かつてないほどの激しい報復攻撃を行う」イラン革命防衛隊の声明

駒田健吾キャスター:
それではイランから反撃のあったイスラエルで取材を続けている増尾記者、現在の様子を伝えてください。

【写真で見る】現在のイスラエルの様子 車が通る場面も

JNN中東支局長 増尾聡 記者:
私はイスラエルの南部にいます。この中継の約5分前に、私たちがいるエリアに警報が鳴りました。イランによる弾道ミサイルの攻撃の兆候があると警報が鳴りましたので、私たちも簡易のシェルターの中から中継でお伝えします。

今は、サイレンが止まっています。先ほどまでサイレンが鳴り響いていました。その後、上空でドンドンという大きな音が響いていました。

おそらくイランの弾道ミサイルがこのエリアの上空に来て、それをイスラエルの迎撃システムが迎撃していたために発生していた爆発音だと思います。

そして、こうした攻撃を行う主体の軍事部門である革命防衛隊は声明を出しました。

「占領地及びアメリカの基地で警報サイレンが止まるのを許さない」
「私たちは連続した攻撃によって激しい厳しい措置をこれからも講じる」
「これまでにない、かつてないほどの激しい報復攻撃を行う」

この声明は先ほどの攻撃を指しているものと見られていまして、情報によると、イスラエルの北部、中部、南部とほぼイスラエルの全国的にどサイレンが鳴り攻撃が行われていたということです。

その少し前に、中東ではUAE=アラブ首長国連邦のドバイで大きな爆発音が確認されたということです。またクウェートでも大きな爆発音があったということが確認されています。

いずれの国もアメリカ軍の基地がある国ですので、おそらくこうした米軍基地を標的に攻撃があったものと見られています。

ハメネイ師殺害 イスラエル報道に見る“極めて高いインテリジェンス”

駒田健吾キャスター:
イスラエルはその前の日も攻撃を受けたということですが、イスラエルの市民の皆さんの反応はどうでしょうか。

JNN中東支局長 増尾聡 記者:
安全の確保が出ましたので外に出ながらお伝えします。
イスラエルの市民の方々は、まず28日にアメリカとイスラエルが攻撃をして以降、イスラエルの国民に対しては外出はしないようにというような警告を出しました。

その後、その警告は少し下げられました。必要不可欠な外出以外はしないでくれということですので、基本的には外出制限というのは解けてはいません。しかし、明るい時間帯になってきて、市民の姿も少しずつ見るようになってきました。

ただ3月1日は、日曜日ということで、イスラエルでは日本で言う平日に当たる日です。そう考えると、やはり街にはほとんど人の姿はないと言っていいくらい確認されませんし、また車の通りも少ないです。

学校であったりとか、また集会は禁止されているというような厳しい体制が取られていますので、市民の皆さんも非常に緊張感を持って過ごしているというような状況です。

駒田健吾キャスター:
イスラエルは午前9時頃ぐらいだと思うのですが。
増尾さん、ハメネイ師が死亡したというニュースが駆け巡りました。この点は非常に大きなポイントだと思うのですが、イスラエルの受け止めはどうでしょうか?

JNN中東支局長 増尾聡 記者:
イスラエルメディアは、ハメネイ師を殺害したことについて非常に大きく報じています。

そして、イラン側が、ハメネイ師の殺害を報じる前に、イスラエルはかなり早い段階で「私たちにはハメネイ師を殺害したという兆候がいくつかあるんだ」ということで積極的にアピールしていました。 

先ほどイスラエルメディアの1社が、すでにハメネイ師の遺体の写真をネタニヤフ首相が確認したというような報道をしました。
まだ殺害が確認されてから時間はそう経ってはいませんけれども、すでにハメネイ師の遺体の写真をネタニヤフ首相が確認できるというほどに、イスラエルとしては今回の作戦をするにあたって極めて高いインテリジェンス=情報があったということが窺えます。

駒田健吾キャスター:
イランの攻撃ですね、国連の決議を得たわけでもない攻撃ですが、市民の皆さんはこの今回の攻撃については支持をしているのか、どんな反応なのでしょうか。

JNN中東支局長 増尾聡 記者:
そうですね、私は、約3時間前にイスラエルに入国して、まだ市民の方々に直接お話を聞けていません。しかし、これまでの経緯を考えると、イスラエルというのはイランとは長年にわたって敵対関係にありました。

25年6月には直接的な攻撃の応酬があり、そしてそうでなかったとしても、イランから支援を受けるヒズボラやハマスといったところからの攻撃を頻繁に受けている国です。

国民の中では今回の行動によって、ハメネイ師を殺害するのに成功したということについては、ポジティブな受け止めが多いと考えています。

イスラエル・ネタニヤフ首相が狙う“起死回生”とは?

秌場聖治 元JNN中東支局長:
去年の攻撃の時は、イランが飽和攻撃のようなことを行ってイスラエルの防空システムをくぐり抜け、実際に死傷者も出ましたが、今回の被害の方はどうですか?

JNN中東支局長 増尾聡 記者:
この被害の状況というところですが、まだ見えてきてないところは多くあると思います。ただ、イスラエルはイランのかなり多くの場所を標的として攻撃を行っていまして、最高指導者のハメネイ師だけではなくて、軍事部門の革命防衛隊のトップであったりとか、ハメネイ師の側近の数多くが死亡したというような情報が入ってきています。この作戦の内容としては、極めて成功裡に終わったとアメリカは言うことができると思います。

秌場聖治 元JNN中東支局長:
ネタニヤフ首相はガザの攻撃をして、その攻撃を防げなかったということで非常に立場が悪くなった中で、ガザへの攻撃を続けてきたと思います。停戦したといっても、亡くなっている方は多いですし人道危機は解消されていないですが、一旦少し落ち着いている。

その状況の中で、もう一度このネタニヤフさんへの責任追及のような動きと、それと今回の攻撃のタイミングというのは、何かしらリンクするものがあるのではないかと勘ぐってしまうのですが、増尾さんはどう思いますか。

JNN中東支局長 増尾聡 記者:
私もそう思いますし、イスラエル国民の中にも、かなりそのような目を向けている、意見を言う人も多くいます。

ネタニヤフ氏は自身の側近による汚職の疑惑などによって裁判を抱えていますし、実際にこの1、2週間の間にも、ネタニヤフ氏自身が出廷しなくてはいけない場面があったんですけれども、「今回イラン情勢が今緊張が高まっているから」ということでネタニヤフ氏はその出廷を断っていたというような状況もあります。

イスラエルとしてはやはりイランの最高指導者を殺害するというのは、長年の目標、目的のようなものがありました。ネタニヤフ首相の思いとしては、やはり自分への疑惑の目を逸らすための軍事作戦というのは、少しでも多ければいいというような、そういった意見を多く聞くことはあります。

そしてもう1つポイントとしては、26年の10月までにはイスラエルで選挙が行われるとされています。

ネタニヤフ首相を巡っては、やはりイスラエルの国民からは、こうした汚職の疑惑であったりとか、またガザのハマスからの奇襲攻撃を許してしまったということでですね、極めて厳しい声が聞こえてきます。今回のこの作戦によって起死回生を狙いたかったという思いは、どこかに必ずあるんだろうと感じています。

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  • 旧日本軍が犯したといわれる奇襲攻撃である「パールハーバー」を米国史上最悪のタイミングで米国が。マトモなら、子ブッシュを思い浮かべるはず
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