写真 40代だけど、正直、フルメイクはしんどい。でも、何もしないと一気に老け見え。いろいろ試した結果、結論はシンプルでした。「眉・まつげ・リップ」この3つだけでちゃんとして見えます。全部やらなくていい。最低限でいいのです。
49歳美容ライターの遠藤幸子が、「眉・まつげ・リップ」だけでちゃんとして見えるメイクを紹介します。
◆顔の印象は眉で決まる
40代の顔は、眉でほぼ決まります。眉が薄い、短い、ぼやけている……、それだけで一気に老け見えすることも。逆に言えば、眉にきちんと存在感が戻るだけで、顔全体が引き締まり、きちんとしている人に見えます。
とはいえ、完璧を目指すと時間がかかり、やる気も削がれがち。大事なのは、完璧な形を目指さず、今の顔立ちに合う自然な太さと形に整えるだけでいいのです。
◆おさえておきたい。40代の眉のポイントは3つ
(1)少し太さを残す
細すぎる眉は、それだけで古い印象に。目の縦幅の約3分の2を目安に、気持ち太めを意識しましょう。特に黒目の上は削りすぎないこと。ここが薄いと目元の存在感が弱まり、顔全体がぼやけて見えます。
まぶたのたるみなどで目ヂカラが落ちやすい40代こそ、黒目の上に適度な厚みを残すのが正解。黒目が強調され、顔の重心が上がり、自然なリフトアップ効果が生まれます。
(2)眉尻は短くしない
眉尻が足りないと、顔全体が間延びした印象に見えます。小鼻と目尻を結んだ延長線上まで描くと、顔の輪郭が締まります。
(3)色は髪より少し明るめ
眉色は、髪よりほんの少し明るめがベスト。重たさが抜けて、ぐっと垢抜けた印象になります。
とはいえ、40代は、自眉がまばらな人や部分的に薄くなっている人も多いです。いきなり明るくするのではなく、まずは自眉に近い色のペンシルで足りない部分を補い、眉の土台を整えるのが先。
描き方はシンプルで、ペンシルで足りない部分を1本1本描き足し、その上からパウダーでふんわりぼかす。それだけで自然な立体感が生まれます。
仕上げに眉マスカラを使って、毛流れを立ち上げながらほんのりトーンアップ。これで一気に今っぽい印象に。
眉が整うと、他のパーツが多少ラフでも不思議なくらい気になりません。極端な話、ベースメイクが薄くても、アイメイクが最小限でも、眉さえあれば顔は成立します。
◆アイメイクは、まつ毛ビューラーだけでもいい
やることはシンプル。ビューラーで根元をしっかり立ち上げ、毛先に向かって軽くカールをつけます。角度は、上げすぎないのがコツ。まぶたに当たらない程度に、自然なカーブを意識しましょう。
まつ毛の量が元々多く、長さがある人はマスカラを省いてもOK。無理に盛らないほうが、かえって上品に仕上がります。
マスカラを使う場合は、ロングタイプよりもカールキープを重視。ティッシュオフしてからサラッとひと塗りして、重ねすぎず、ダマを作らないことが大人のまつ毛の鉄則です。
まつ毛が上がると、黒目がはっきり見え、目が縦に開いた印象に。結果として、顔全体の重心が上がり、自然なリフトアップ印象が生まれます。40代の目ヂカラは、線で囲むよりも、上向きでつくるのが正解。ナチュラルなのにちゃんとして見えるのは、そのためです。
◆顔色を左右するのは、リップ
40代の疲れた顔に見える原因は、顔色の変化によるものです。くすみや血色不足で、昨日と同じメイクでも冴えない日があるのがこの年代。だからこそ大事なのは、その日の顔色に合ったリップを選ぶこと。塗った瞬間に顔がパッと明るく見える色を基準にします。
しかも、ツヤのあるリップをひと塗りするだけで印象はグッと垢抜けます。マットよりも、光を集める質感のほうが肌もきれいに見えるからです。
塗り方はシンプル。輪郭をきっちり取りすぎず、唇の中央に少し重ねて立体感を出す。それだけで自然なふっくら感が生まれます。リップを塗るだけで、きちんとメイクしている人の顔に。血色は、40代に欠かせない清潔感です。
◆40代のポイントメイクは、3つだけでも十分
フルメイクをしなくても、ベースを完璧に仕上げなくてもいい。眉で骨格を整え、まつげで目を開き、リップで血色を足すだけで、ちゃんとしている人に見えます。
40代のメイクは、足し算より引き算。全部やろうとするから、しんどくなるのです。メイクキャンセル界隈でも大丈夫。眉・まつげ・リップ。この3つを整えれば、顔はきちんと成立します。
<文・写真/遠藤幸子>
【遠藤幸子】
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachikoendo_