パレス戦後のトゥドール監督 [写真]=Getty Images トッテナム・ホットスパーは5日、プレミアリーグ第29節でクリスタル・パレスに1−3で敗れた。この結果、降格圏に位置する18位のウェストハムとの勝ち点差は「1」まで縮まったが、同クラブを率いるイゴール・トゥドール監督は、必要以上に現状を悲観していないようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が同日、試合後のトゥドール監督の声を伝えた。
今季ワーストの4連敗を喫するなかで迎えたクリスタル・パレスとのゲームは、34分にコーナーキックの流れからイングランド代表FWドミニク・ソランケがゴールネットを揺らし、トッテナム・ホットスパーが先制。しかしながら、直後の38分に、相手のボックス内への侵入を防ごうとしたオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンが退場処分を受けると、ここから流れが一変。このファウルで与えたPKを皮切りに、ハーフタイムに入るまでに3ゴールを奪われ、試合は1−3のままタイムアップを迎えた。
この結果、トゥドール監督の就任後、プレミアリーグ3連敗という最悪のスタートを切ったトッテナム・ホットスパー。トーマス・フランク前監督体制下の成績も含めると、現在は5連敗を喫している。今節は降格圏に沈むウェストハムが勝ち点「3」を、その上の17位につけるノッティンガム・フォレストが勝ち点「1」を積み上げたため、先の通り、トッテナム・ホットスパーと降格圏の勝ち点差はわずかに「1」まで縮まった。
試合後、トゥドール監督は「ファンの気持ちは理解できる、彼らはもっと良いパフォーマンスを望んでいた。そして、それは我々も同様であり、もっと良いパフォーマンスを出せると信じていた」と語る。続けて「あのレッドカードがすべてを変えてしまった」と発し、ファン・デ・フェンの退場が試合の行方に大きな影響を与えたことを認めた。
しかしながら、指揮官は決してネガティブなものだけを感じ取ったわけではないようだ。「奇妙に聞こえるかもしれないが、この試合を経て、私は以前よりも確信が深まった」とトゥドール監督。「“あるもの”が見えたんだ。間違いなく、船は進むべき方向に向かっている。だからこそ、適切な人間を選ばねばならない。同じ方向に進みたいものは船に残ればよい。そうでないものは、船を降りるしかない」と述べ、選手選考を含めた人選の面に工夫が必要であることを認めつつも、前向きな手応えを掴んでいることを明かした。
この人選の面でも、トゥドール監督は頭を抱える状況だ。現在、トッテナム・ホットスパーでは負傷者が続出中。イングランド代表DFジェド・スペンス、同MFジェームズ・マディソン、ウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクール、スウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキ、ガーナ代表FWモハメド・クドゥス、U−21フランス代表FWウィルソン・オドベールらが、ケガのために戦列を離れている。マディソンやオドベールらは今季中の復帰が難しいと目されるが、その他の選手は今季終了までに戻って来られる可能性のある人物。トゥドール監督も「もちろん、今の状況を認めるのは容易ではない。だが、他の選手たちが戻ってくれば、きっと良いチームが復活するだろう」と口にしている。
この後、トッテナム・ホットスパーは10日、チャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16ファーストレグでアトレティコ・マドリードの本拠地に乗り込む。その後、15日には、次節のプレミアリーグでリヴァプールと敵地で対戦予定。会見の中で「リヴァプール戦まであなたが指揮を執るのか?」という質問に対しては、「答えることはできない」と返答している。
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