
DX人材はどのようなオフィス・働き方を希望しているのか。一般オフィスワーカーとの差分は何か。三菱UFJ信託銀行の調査から、DX人材がオフィスに求めている要素や現実とのギャップが見えてきた。
【画像】DX人材が望む「オフィス環境」 理想と現実で最もギャップがあったのは?
働き方や会社制度で望むことを尋ねたところ、一般オフィスワーカー、DX人材、就活生いずれも「勤務時間・場所の柔軟性」が上位に並んでおり、「働き方を調整できること」が望まれていることが見てとれる。
「食事・軽食の調達環境が充実していること」も望む項目として挙げられており、 出社によって発生する飲食代などの負担軽減を求めていることが分かった。
出社頻度が週5日以上の割合は、一般オフィスワーカー(65.5%)とDX人材(20.5%)の間で、45ポイントの開きがあった。DX人材は、仕事の進め方・業務が場所に依存しにくいため、週5日出社に固定しなくても回る設計が取りやすいことがうかがえる。
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オフィスに来る意味を感じる瞬間を尋ねたところ、一般オフィスワーカー、DX人材いずれもトップは「チームで直接集まり、アイデアを出し合いながら議論を深めるとき」だった。DX人材の2位は「自宅ではできないセキュリティレベルの業務をするとき」(16.4%)、3位は「オフィスが『コミュニケーションの場』『関係構築の場』と感じるとき」(15.0%)と続いた。
その他「上司や先輩の仕事のやり方を見て学ぶとき」「高性能な設備(大型モニター、専用会議室など)を使うとき」「印刷などの書類作業のとき」などが挙げられた。出社の目的は「議論・共創」「代替不能作業」に集約されていることが分かる。
●オフィス環境の理想と現実
DX人材が感じるオフィス環境のハード面の理想と現実のギャップはどうか。理想の環境として「通話・ネット環境」(48.6%)が最も多く挙げられたが、79.4%が「通話・ネット環境に満足している」と回答しており、最重要インフラは一定整備が進んでいることが見てとれる。
一方で、駅からの距離などの立地や動線といったハード面は改善難易度が高く、働きやすさの不満として蓄積しやすい領域であることが分かった。
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ソフト面については、理想のオフィスの要素として66.8%が「リフレッシュ環境」を上げている一方、その環境があるのは29.6%と、最大のギャップとなった。コミュニケーションスペースへの理想値が高いことから、対話や共創を支える空間への期待がより強いことが示唆される。
調査は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県在住の20〜59歳の2000人(一般オフィスワーカー1300人、DX人材500人、就活生200人)を対象にインターネットで実施。期間は、2025年12月15〜24日。
本調査におけるDX人材とは、経済産業省が定義する「DX推進スキル標準」人材類型(ビジネスアーキテクト/デザイナー/データサイエンティスト/ソフトウェアエンジニア/サイバーセキュリティ)のいずれかに該当する人材。
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