
All About編集部は全国10〜70代を対象に「物価高で我慢していること」に関するアンケートを実施しました。その中からユーザーのリアルな生活実態を紹介します。
今冬はコートの新調を諦め……
今回紹介するのは、大阪府に住む44歳女性の生活実態です。【大阪府在住44歳女性世帯、1カ月の出費内訳】
・家族構成:独身(子あり)
・雇用形態:業務委託
・職業:不登校、引きこもりの若者の支援(副業でカウンセラー)
・世帯年収:600万円
・貯蓄:0円
・家賃(住宅ローン):9万9000円
・間取り:1LDK
・食費:7万〜8万円
・交際費:3万円未満
・電気代:1万5000円未満
・ガス代:7000〜8000円
・水道代:1500〜2000円
女性は、物価高によって、以前は当たり前に買っていたものを買い控えたり、完全に買わなくなったりしたものがあるといいます。
「物価高で、これまで使っていた化粧品を変更。果物も週2、3回の購入を2週間に1回に減らしました。そして、毎年冬にコートを新調していましたが、今季は購入を諦めました。家族の事情で、毎月飛行機に乗って帰省しなければならないのですが、飛行機代が1.5〜2倍に上がっていて、日用品や食費を節約しようと思ったからです」
買わなくなった化粧品に関しては、ブランドを変えましたという女性。「食費は外食を減らし、自炊するようにしています」と、切実な理由から家計をやりくりしていることが垣間見えました。
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「とても損した気分になります」
物価高による影響は家計だけではなく、スーパーやコンビニで販売されている商品にも及んでいます。販売される商品の価格は変わらないまま内容量が減っていく、いわゆる「ステルス値上げ」はSNSでたびたび話題になります。女性は「チップス系などお菓子全般」にステルス値上げを感じているといいます。
「全然足りないと感じ、満足度が下がるからです。満足感のある量を求めると、2つ買うこともあるので、とても損した気分になります」
女性は「値段を上げてもいいので、量を減らさないでほしいです。ただ、値段を優先にする方もいると思うので、2種類作ってほしいと思います。その時は『2倍』とか、増量などのフレーズは購入意欲下がるので、あえて“量はそのまま”などのフレーズの方が気持ちよく選べると思っています」と、ステルス値上げを痛感しているようです。
また、女性はほかにも、物価高の影響で頻度を減らしたり質を下げたりした「娯楽・趣味」があるそう。
「定期的に行っていた旅行です。私だけではなく、一緒に行く知人も生活に影響が出ているので、『節約しなきゃね』といって、互いに頻度を意識するようになりました」
値段を気にしている自分を惨めに感じて
また最近は、本当は買いたいのに、値段を見て泣く泣く諦めた切ない経験もあったそうで……。|
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いろいろなことを我慢しなければいけない状況の中、女性は「帰省のための飛行機代、医療費」だけは削りたくないといいます。
「削りたくないというより、必要な経費です。帰省のための飛行機代と医療費は削れません」
必要な出費と節約するものをしっかり分けている女性。このメリハリが、物価高時代を乗り越えるカギになるのかもしれません。
<調査概要>
物価高で我慢していることに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2026年2月5〜6日
調査対象:全国10〜70代の250人(男性:77人、女性:168人、回答しない:4人、その他:1人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。
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